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大ヒット作から伝説のカルト映画まで。石井輝男監督作を一挙上映

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『網走番外地 望郷篇』 (C)東映

数々の傑作娯楽映画や現在も語り継がれるカルト作を数多く手がけた石井輝男監督の作品を集めた特集上映「石井輝男 キング・オブ・カルトの猛襲」が24日(日)から開催される。デビュー作『リングの王者 栄光の世界』から遺作『盲獣VS一寸法師』まで全38作品が集結。2020年1月まで続く超大型特集だ。

1924年に生まれ、東宝で撮影助手として活動を始め、新東宝、東映などで数々の傑作を手がけた後、晩年は自身でプロダクションを立ち上げて活動した石井輝男監督は、監督作が膨大にあり、そのジャンルも多岐にわたっている。スター俳優とタッグを組んで大ヒット作を連発することもあれば、後世に語り継がれるカルト映画を量産する時期もあった。その内容は娯楽性と芸術性が同居しており、確かな技術と作劇で魅せる安定感と、時に観る者をあ然とさせるアナーキーな展開が人気で、2005年にこの世を去ったが、現在も支持者、研究者、熱烈なファンが多い。

今回の特集では石井監督の膨大なフィルモグラフィーの中から厳選した38作品を上映。高倉健が主演の『網走番外地』『恋と太陽とギャング』や、海外でも人気を集める『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』、女性に迫る男のあまりの執拗さに恐怖と笑いが同時にこみあげてくる怪作『異常性愛記録 ハレンチ』、鶴田浩二、高倉健、丹波哲郎、江原真二郎ら豪華キャストが勢ぞろいするアクション『暗黒街の顔役 十一人のギャング』など強烈な作品が連日上映される。

時代の波を捉えながらも、スタイルをあえて壊して完成度や安定を否定して走り続けた石井輝男の作品群は“キング・オブ・カルト”の名にふさわしい。早くも没後14年。今回の特集を機に新世代が石井輝男の世界に新たに足を踏み入れることを期待したい。

石井輝男 キング・オブ・カルトの猛襲
『花と嵐とギャング』
『黄色い風土』
『いれずみ突撃隊』
『温泉あんま芸者』
『徳川女系図』
『リングの王者 栄光の世界』
『日本ゼロ地帯 夜を狙え』
『網走番外地』
『恋と太陽とギャング』
『残酷異常虐待物語 元禄女系図』
『戦場のなでしこ』
『大悪党作戦』
『霧と影』
『親分を倒せ』
『神火101 殺しの用心棒』
『異常性愛記録 ハレンチ』
『殺し屋人別帳』
『女体渦巻島』
『大脱獄』
『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』
『決着』
『ゲンセンカン主人』
『暗黒街の顔役 十一人のギャング』
『監獄人別帳』
『続 決着』
『明治・大正・昭和 猟奇女犯罪史』
『女王蜂と大学の竜』
『昇り竜 鉄火肌』
『網走番外地 望郷篇』
『ギャング対Gメン 集団金庫破り』
『無頼平野』
『セクシー地帯』
『緋ぢりめん博徒』
『顔役』
『盲獣VS一寸法師』
『徳川いれずみ師 責め地獄』
『やさぐれ姐御伝 総括リンチ』
『直撃地獄拳 大逆転』

11月24日(日)から2020年1月25日(土)まで
※12月31日(火)と1月1日(水)は休館
ラピュタ阿佐ヶ谷

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