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金栗四三が参加したストックホルム大会も、オリンピック記録映画特集が明日から

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「スポーツよ、君は平和だ!」 (c)1980 / Comite International Olympique(CIO)

特集上映「オリンピック記録映画特集──より速く、より高く、より強く」が、明日11月26日から12月22日にかけて東京・国立映画アーカイブで行われる。

レニ・リーフェンシュタールによる「オリンピア」2部作、市川崑監督作「東京オリンピック」など、4年おきの大会ごとに公式、非公式を問わず数々のドキュメンタリーが撮影されてきたオリンピック。この企画では、国際オリンピック委員会傘下のオリンピック文化遺産財団から上映素材の提供を受け、金栗四三ら日本の代表団が初めて参加した1912年のストックホルム大会から、1998年に開催された冬季オリンピック長野大会までを捉えた作品がラインナップに並んだ。

山岳映画の先駆者として知られるアーノルド・ファンクが1928年の冬季オリンピックを記録した「銀界征服」、競技だけでなく歴史都市ローマの魅力も表現した「ローマ・オリンピック1960」、クロード・ルルーシュとフランソワ・レシャンバックが監督を務めた「白い恋人たち/グルノーブルの13日」などを上映。篠田正浩が総監督として参加した「札幌オリンピック」、冷戦時の西側諸国がボイコットしたモスクワ大会を収めた「スポーツよ、君は平和だ!」、「春香伝」などで知られるイム・グォンテクが1988年の夏季オリンピックを記録した「ハンド・イン・ハンド」もスクリーンにかけられる。

また「東京オリンピック短篇ドキュメンタリー選集」として、マラソンコースに乱入してきた一般人を監督の野田真吉が偶然捉えた映像を繰り返しつないだ実験映画「ふたりの長距離ランナーの孤独」、大会を巡る物流を記録した「オリンピックを運ぶ」など4作品を上映する。

11月30日には「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」と題した講演会も実施。そのほか初期大会を記録した無声映画では、スポーツ史の専門家によるライブ解説や、伴奏・弁士付きの上映を予定している。詳細は国立映画アーカイブの公式サイトで確認を。

オリンピック記録映画特集──より速く、より高く、より強く

2019年11月26日(火)~12月22日(日)東京都 国立映画アーカイブ
料金:一般 520円 / 高校・大学生、シニア 310円 / 小・中学生 100円
※障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料
※ライブ解説・弁士・伴奏付上映の回は特別料金
<上映作品>
「1912年第5回オリンピック ストックホルム大会」
「銀界征服」
「アムステルダム オリンピック大会」
「世界の若者たち」
「1936年オリンピック映画の製作風景」
「民族の祭典(オリンピア第一部)」
「美の祭典(オリンピア第二部)」
「憎しみなき闘い」
「ロンドン・オリンピック」
「美と力の祭典 メルボルン・オリンピックの記録」
「ローマ・オリンピック1960」
「東京オリンピック」
「白い恋人たち/グルノーブルの13日」
「太陽のオリンピア-メキシコ1968-」
「札幌オリンピック」
「時よとまれ、君は美しい/ミュンヘンの17日」
「ホワイトロック」
「第21回オリンピック大会」
「スポーツよ、君は平和だ!」
「栄光の16日」
「ハンド・イン・ハンド」
「マラソン」
「1998長野オリンピック 名誉と栄光の物語」
「東京オリンピック短篇ドキュメンタリー選集」(「オリンピックを運ぶ」「ふたりの長距離ランナーの孤独」「闘魂の記録 オリンピック東京大会を目指して」「オリンピックの街」)

特別講演会「オリンピック記録映画の歴史と映画復元プロジェクト」

2019年11月30日(土)東京都 国立映画アーカイブ
開演 14:30 / 終了 17:30(予定)
<登壇者>
エイドリアン・ウッド(オリンピック記録映画復元担当者、映画復元専門家)