小津安二郎へオマージュ モダニズム建築の街が舞台の米映画『コロンバス』
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映画『コロンバス』が、2020年3月から東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。
同作の舞台は、エーロ・サーリネンによるミラー邸やノース・クリスチャン教会、I・M・ペイ、リチャード・マイヤー、ジェームス・ポルシェックらによるモダニズム建築が立ち並ぶアメリカ・インディアナのコロンバス。講演ツアー中に倒れた建築学者の父を見舞うためコロンバスを訪れた韓国系アメリカ人のジンと、地元の図書館で働くケイシーの運命が交錯し、互いの共通項である建築をきっかけに、それぞれが新しい人生に向かって歩き出すというあらすじだ。
ジン役にジョン・チョー、ケイシー役にヘイリー・ルー・リチャードソンがキャスティング。監督は、小津安二郎作品の脚本を数多く手掛けた野田高悟にちなんでコゴナダと名乗る新進監督が務めた。同作が長編デビュー作となる。2020年にはコリン・ファレル主演、A24製作による新作『After Yang』が公開予定。音楽はHammockが担当した。