ACE COLLECTION、SIRUP、Snow Man、ちゃんみな、wacciの5組が熱演 『YouTube FanFest』ミュージックライブショー
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12月5日、幕張メッセ イベントホールにて『YouTube FanFest Japan 2019 ミュージックライブショー』が行われ、シーン最前線で活躍するACE COLLECTION、SIRUP、Snow Man、ちゃんみな、wacciの5組のアーティストが熱いパフォーマンスが繰り広げられた。
(関連:SixTONESとSnow Manのデビュー曲はどんな曲? 「Imitation Rain」と「D.D.」から浮かび上がる2組の魅力)
『YouTube FanFest』とは、YouTube上で高い人気を誇るクリエイターやアーティストと、そのファンが集うオンライン動画コミュニティの祭典。日本では今年が第6回目となり、2日間にわたり開催。その2日目のミュージックライブショーには、今年YouTubeで話題となった5組が集結。6,500人の観客の前だけでなく、YouTubeでもその熱いパフォーマンスが全世界に発信された。
オープニングを飾ったのは、大阪出身のシンガーソングライター・KYOtaroによるプロジェクト・SIRUP。ジャジーなサックスが鳴り響き「Do Well」をしっとりと歌い上げステージはスタート。2曲目はYouTubeで再生回数が1,000万回を超えた「LOOP」を披露し、R&Bやソウル、HIPHOPといったジャンルを超えた心地よいサウンドで会場を魅了した。
次に登場したのは、ACE COLLECTION。YouTube Music主催のアーティスト支援プログラム「Foundry」に日本から唯一選出され期待の男性4人組ロックバンド。まずは疾走感のある楽曲「December 9」を披露し、続いて来年1月公開の映画『明日、キミのいない世界で』(YouTuberグループのアバンティーズ・そらちぃ、東海オンエア・てつやなどが出演)の主題歌「約束のしおり」を披露。映画の映像が流れる中、実体験の恋愛など自分の身にあったことを書き下ろしたという珠玉のバラードを熱唱した。
日本語、韓国語、英語を操るトリリンガルであり、日本の女性ラッパーとして第一線で活躍するちゃんみなは、4人のダンサーとDJを従え、全身赤で彩った衣装で「Never Grow Up」を披露。「私はYouTubeは音楽と同じ理由で大好き。すごく自由で、あったかくて、冷たくて、とってもみんな好きなように、何にも縛られずに楽しんでるところが私は大好き。良かったら私と自由に楽しんでもらえますか? では自由に遊んでね」という痺れる言葉の後「Doctor」を披露。クールでいて摩訶不思議、まさに自由度の高いパフォーマンスで観客を熱狂させた。
続いて5人組ロックバンド・wacci。感動する、とにかく泣けるとSNSを中心に話題となった「別の人の彼女になったよ」を、その切ない歌詞が背景に流れるという演出で披露。「こんばんわっち」という挨拶のやりとりを交わす親しみやすさで会場の心を掴むと、哀愁漂うバラード「感情」を熱唱し、その歌声で感動の渦に包みこんだ。
そしてイベントの大トリを務めたのは、ジャニーズJr.内の9人組グループ・Snow Man。ジャニーズJr.チャンネルで毎週水曜日の担当、動画をアップし始めると公開から1週間で再生回数100万回を突破するなど、デビュー前から爆発的な人気を誇る。白を基調とした衣装で登場すると会場は割れんばかりの大歓声。9人はステージを目一杯使った軽やかなダンスで「Party! Party! Party!」と「Lock on!」を披露。ラウールは「この会場の熱気がすごすぎて、それに刺激を受けて僕たちもめちゃめちゃテンション上がってます」と挨拶。そして最後に来年1月22日にリリースされるデビューシングル曲「D.D.」をパフォーマンス。ノリのよいダンスナンバーに合わせ、彼らの真骨頂である激しいアクロバットと目まぐるしく入れ替わるダンスを繰り広げ、会場の熱気は頂点に達した。
ライブ終了後、デビューへの意気込みを聞かれたリーダーの岩本照は「SixTONESと同日デビューさせてもらうというのもジャニーズ史上初、この日にデビューしますよとYouTubeでライブ配信させていただくのも10年前、20年前じゃ考えられないようなことだと思うので、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と語り、最後に「YouTubeさんのおかげでそれぞれの個性を引き出させていただき、提供できるチャンスの場をいただいた。今後は人狼(ゲーム)や自分たちの本業でアジアツアーの裏側を配信して、YouTubeのお力を借りながら、いろんなSnow Manの部分を見せていけたらなと思います」と今後の展望を語った。
なお、この日、「YouTube Rewind 国内年間トップトレンド音楽動画2019」も発表され、1位Official髭男dism「Pretender」、2位King Gnu「白日」、3位菅田将暉「まちがいさがし」、4位米津玄師「海の幽霊」、5位米津玄師「パプリカ」、6位米津玄師「馬と鹿」、7位Official髭男dism「宿命」、8位RADWIMPS「愛にできることはまだあるかい」、9位あいみょん「ハルノヒ」、10位TWICE「FANCY」という結果となった。(本 手)