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南沙良主演『もみの家』本ビジュアル&予告編公開 主題歌は羊毛とおはなの「明日は、」に

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リアルサウンド

 2020年3月20日に公開となる『もみの家』の本ビジュアルと予告編が公開された。

参考:“青春×音楽”映画の傑作! 『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』が描くコミュニケーションの拡張

 本作は、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』『21世紀の女の子』の南沙良を主演に迎えた、『真白の恋』の坂本欣弘監督の最新作。少女が“もみの家”で生活を始めてからの出来事を、実際に1年をかけて丁寧に撮影。大切な人との出会い、別れを通してゆれる人の感情と四季折々の自然の美しさが共鳴する。

 撮影当時主人公と同じ16歳だった主演の南のほか、良き理解者であるもみの家の代表である佐藤夫婦役で緒形直人と田中美里が出演。坂本監督自身の生まれ育った富山県でのオールロケを敢行した。

 公開されたビジュアルには、主人公の彩花(南沙良)ともみの家の代表・泰利(緒形直人)が向い合う姿が大きく写し出されている。学校に行けなくなってしまいもみの家に来た彩花と、その戸惑う姿や成長を優しく見守る佐藤の「大丈夫。ゆっくりと進もう。」とそっと後ろから支えるような言葉が添えられた。

 予告編では、冒頭に彩花の母(渡辺真起子)が心配のあまり声を荒げ、彩花が俯きながらもみの家にやってくる姿が映し出される。慣れない生活の中で「帰りたい」とこぼしながらも佐藤夫婦や淳平(中村蒼)、ハナエ(佐々木すみ江)らに支えられ少しずつ笑顔を取り戻していく彩花。1年を過ごす中で、出会いや別れをとおし、少女がどのように成長するのか。

 さらに、本作の主題歌が、羊毛とおはなの「明日は、」に決定した。2015年に他界したボーカルの千葉はなは、本作の舞台である富山県出身。豊かな自然に育まれたのびやかで心に沁み込む歌声と、市川和則のアコースティック・ギターの優しい音色が、映画のぬくもりを感じさせる。予告編でも使用されているサビの「喜んで 哀しんで 怒って 楽しんだあとは 君にも 会いにいけるよ」という歌詞は、まるで彩花のもみの家での暮らしを彷彿とさせるような、自身の中から再び湧き出すたくさんの感情に出会い、成長する少女の心を思わせる。(リアルサウンド編集部)