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嵐 櫻井翔、あらゆる場面で“対応力”を発揮 『アンガーマネジメント大賞』を機に振り返る

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リアルサウンド

 12月11日に第5回『アンガーマネジメント大賞2019』の結果が発表され、嵐の櫻井翔が「今年上手に怒りの感情をコントロール・対応した有名人」の1位に選ばれた。

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 「アンガーマネジメント」とは怒りの感情をコントロールするための心理トレーニングで、その普及を目的として一般社団法人日本アンガーマネジメント協会が毎年行っている企画が同賞である。今回の受賞は1月27日に、嵐が2020年末をもって活動休止することが発表された会見の中で、記者から「“無責任じゃないか”という指摘もあると思う」という質問に関し、櫻井が「無責任かというご指摘に関しましては、およそ2年近くの期間をかけて感謝の思いを伝えていく期間を設定した。これは我々の誠意です。なのでそれが届くようにこれからもたくさんの言葉をお伝えし、たくさんのパフォーマンスを見てもらい、その姿勢と行動をもってそれが無責任かどうか判断いただけたらと思っています」と冷静沈着に応答したことが評価の対象になったという。会見後に自らキャスターを務める『news zero』(日本テレビ系)に出演した際には、会見での発言に触れ「私たちが一番伝えたかった誠意に関してお話ししているので、自分の中での温度が少し上がったというのはあるかもしれないです」と分析。「ただ、あのご質問をいただいたおかげで、結果としてきちんと我々の思いの丈が温度を乗せて伝えることができた」とし、「先ほどの質問も含めて、ほかにもいろんな角度からの質問をしていただけて、お伝えすることができて、それは本当によかったです」と批判が集中していた記者を思いやるように感謝の言葉を口にした。

 日本中が注目する国民的アイドルグループの活動休止という発表会見にのぞむ当事者として、大きなストレス、プレッシャー、緊張感の中で適切な言葉を選び、毅然とした対応をした櫻井の高い対応力の背景には一体何があるのだろうか。SNSや番組などの言動を振り返りながら考えてみたい。

■“アンサータグ”で応えた神対応が話題に

 今年行われた『ラグビーワールドカップ2019』でスペシャルサポーターを務めた際、大会終了後にとあるスポーツ紙で櫻井を非難する記事が掲載されたことがあった。しかしそれを知ったラグビーファンが「櫻井翔に感謝カンゲキ雨嵐」のタグで、櫻井や嵐に対する感謝や応援のツイートを投稿。Twitterのトレンドにも入り注目を集めたが、ファンが心を熱くしたのはその後だった。嵐の公式Twitterアカウントで櫻井が「Hey everybody! お待たせ! 櫻井翔です。ラグビーファンの皆様、感謝カンゲキ雨嵐!嵐として一世一代の大仕事のリハーサル。」とツイート。これにはファンも「さすがラップのリリックをしたためるショウサクライだからこそのアンサータグ」と話題騒然。応援してくれたラグビーファンにタグを引用してアンサーするという神対応を見せた。

 また、櫻井は、取材相手にも真摯に向き合う。これまでも櫻井はオリンピックなどで多くのアスリートに取材する機会があるたびに、競技や選手に関する新聞、雑誌、書籍などで徹底的に勉強してから挑んできた。競技についてしっかりと理解した上で取材に挑む姿勢はスポーツ選手のファンからも「今までインタビューした人の中で一番わかってくれていると感じた」など常に好評だ。

 また、俳優や歌手、芸人など様々なジャンルのゲストが登場する『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、MCとして番組進行をするだけでなく、ゲストの魅力を引き出すコメントやリアクションで臨機応変に対応。時には自ら率先してヘタレキャラ的な役回りに立つなどして番組を盛り上げる姿も好印象だ。

 昨年12月29日に放送された『超豪華!! 最初で最後の大同窓会!8時だJ』(テレビ朝日系)では1998年から翌年まで放送された『8時だJ』に出演していたジュニア時代を振り返り、後列で目立たなかったというエピソードを披露。司会のヒロミに「どうせ手をあげても指されないんだろうな」と腐っていたことを告白した。しかしある時、ヒロミに話を振られ、当時イケイケキャラだった櫻井がイメージとかけ離れた「と言いますのは」と固い口調で話したことがきっかけで話を振られることも多くなったと告白。「丁寧語で話すキャラを一個乗っけた」と振り返った。同時に「チャンスは自分からもぎ取りに行かなきゃいけない」ことも実感したと語っている。櫻井の対応力の高さは、真面目な性格に加え、バラエティから報道まで様々なシチュエーションを経験し、周囲を気遣いながらも自分の意見はしっかりと伝えられているからに他ならない。オリンピックも控え、これからの多方面での櫻井の飛躍に期待したい。(北村由起)