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映画『風立ちぬ』効果で、ユーミンの本格再評価が始まるか?

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リアルサウンド

0722matsutouya.jpg 荒井由実『ひこうき雲』(UNIVERSAL MUSIC LLC)MP3ジャケット画像
(c)2013 by Studio Ghibli

 松任谷由実が荒井由実名義で1973年に発表した楽曲「ひこうき雲」が、20日に公開された宮崎駿監督の映画『風立ちぬ』の主題歌に採用されたことによって、再び脚光を浴びている。

 同曲を収録したアルバム『ひこうき雲』は、レコチョクランキング、iTuneトップランキングなどで1位にランキング。8月14日には、ユーミン×スタジオジブリ40周年記念盤『ひこうき雲/荒井由実』(LP+CD+DVD ¥10,500)も発売される。

 夭逝をモチーフとした同曲は、『風立ちぬ』がヒロインである里見菜穂子の死をテーマにしていることとも相まって、多くのリスナーに改めて「死の意味」を印象づけた。これまでも多くのミュージシャンにカバーされてきた荒井由実時代の代表曲だが、映画の主題歌になるのはこれが初めて。今回、新たに作られたMVの撮影は、東京・三鷹の森ジブリ美術館で行われ、現在はWebで配信されている。

荒井由実 – ひこうき雲 MUSIC CLIP

 日本のポップス史に大きな足跡を残した天才シンガーソングライターでありながら、ここ数年はやや地味なポジションに落ち着いていた松任谷由実。初期ユーミンの天才性を余すところなく収めた「ひこうき雲」をきっかけに、その40年に及ぶキャリアに改めて光が当たることを期待したい。
(文=編集部)