「遊星からの物体X」リマスター版公開、黒沢清がコメント
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「遊星からの物体X(デジタルリマスター版)」ポスタービジュアル
ジョン・カーペンター監督作「遊星からの物体X」のデジタルリマスター版が公開される。
1982年に公開されたSFホラー「遊星からの物体X」は、ジョン・W・キャンベル・Jr.の小説「影が行く」をもとにした映画「遊星よりの物体X」のリメイク作。襲った生物の細胞に同化して擬態する未知の生命体の恐怖と、誰が本物の仲間なのかわからない状況で疑心暗鬼に陥っていく南極基地隊員の運命を描く。2012年には前日譚「遊星からの物体X ファーストコンタクト」が公開された。
主人公マクレディを演じたのは「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」のカート・ラッセル。未知の生物の特殊造型を「ロボコップ」「セブン」で知られるロブ・ボッティンが担当し、エンニオ・モリコーネが音楽を手がけた。
今回のリマスター版公開にあたり、黒沢清は「凄い特殊造形と、凄い俳優と、凄い音楽があれば凄い映画ができ上がる。他は何もいらない。それは、1982年カーペンターのこの作品によって実証された映画の基本原理だ」と述べている。
「遊星からの物体X(デジタルリマスター版)」は10月19日より東京・丸の内ピカデリーほか全国でロードショー。なお同じくカーペンターが監督を務めたSFスリラー「ゼイリブ(製作30周年記念HDリマスター版)」が、9月29日から東京・新宿シネマカリテほか全国で上映される。
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