夏が終わってもフェスは続く! 秋の必見イベントまとめ
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夏フェスシーズンも一段落し、少しずつ過ごしやすい気候になってきた今日この頃。そろそろ9月以降に行われるイベントをチェックしようと考えている音楽ファンは多いのではないだろうか。
熱い太陽の下で汗をかきながら盛り上がるのもいいが、晩夏から秋にかけての夜長をじっくり踊り明かすのもまた楽しいもの。それがコンセプトに趣向を凝らしたイベントなら、なおいいだろう。
そこで、9月以降に開催される音楽イベント&フェスティバルの中から、特に刺激的な催しを紹介したい。
AOMORI ROCK FESTIVAL’13~夏の魔物~
2006年、青森出身のお金持ちバンドマン成田大致とその一家が勢いで始めた手作りフェス。今年、9月14日に青森県で開催される 「AOMORI ROCK FESTIVAL’13~夏の魔物~」は、“サブカルチャーの奇祭”というテーマからもわかるように、個性的な出演陣が目を引く。特に注目したいのは、 BiSと非常階段によるBiS階段に、電撃ネットワークを加えた“電撃BiS階段”。衝撃的なパフォーマンスでオーディエンスを驚かせる3組が合体し、朝7:30からメインステージ「赤コーナー」でパフォーマンスを繰り広げる。
WIRE13
テクノ界をリードする石野卓球がオーガナイズする、日本の代表的なレイヴ・パーティー。15周年を迎える今年は、9月14日に横浜アリーナで開催。KEN ISHIIやFUMIYA TANAKAといった国内のテクノミュージシャンに加え、イタリアの音楽プロデューサー、ジョルジオ・モロダーといった大御所まで参加する。なお、リアルサウンドでは近日中に石野卓球へのインタビュー記事を掲載予定。
ザンジバルナイト2013
リリー・フランキーが主催するカオスなライブ・イベント。9月21日に東京・新木場STUDIO COASTにて開催する。小室哲哉、でんぱ組.inc、マキタスポーツ、会田誠と、ジャンルの垣根を越えた出演陣が魅力的。リリー氏によると「同じような 人が集まっている感じじゃなくて、知らない文化に偶然出会えるようなイベント」とのこと。リアルサウンドでは現在、ロング・インタビューを掲載中だ。
●リリー・フランキーが語る「ザンジバルナイトと音楽カルチャー」
第1回:「フェスはただの音楽鑑賞会じゃない」リリー・フランキーが考える“理想のフェス”とは?
第2回:初期ビートルズ、藤圭子、パンク……リリー・フランキー流の“音楽の楽しみ方”とは?
第3回:リリー・フランキーが振り返る、アイドル歌謡曲が市民権を得るまでの20年史
シミズオクト Presents 氣志團万博2013 ~房総爆音梁山泊~
氣志團が主宰する野外イベント。9月14、15日に千葉・袖ケ浦海浜公園で開催する。氣志團、BAMPS、黒夢、BUCK-TICKといった ロックバンド勢をメインに、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学といったアイドルグループも参加する。特に注目したいのはhideのステージ。彼と縁の深い今井寿(G / BUCK-TICK)、J(B / LUNA SEA)、Tetsu(Dr / D’ERLANGER)、HISASHI(G / GLAY)、Ken.Morioka(Key / ex. SOFT BALLET)という豪華なメンバーが参加し、hideの曲を演奏する予定だ。
風とロック芋煮会 2013
福島県出身のクリエイター、箭内道彦が企画するライブイベント。9月21、22日に福島・猪苗代町にて開催。出演陣は、怒髪天、猪苗代湖ズ、音速ライン、レキシ、山口隆(サンボマスター)など、ロックバンドの中でも特に男くさい面子が中心だ。なお、芋煮会とは、秋に河川敷などの野外でサ トイモを使った鍋料理などを作る、東北を中心に行われる季節行事のこと。まさに秋の東北ならではのライブイベントと呼べそうだ。
朝霧JAM – It’s a beautiful day
静岡県富士宮市の朝霧アリーナで開催されている野外ライブイベント。富士山が見えるロケーションで、キャンプをじっくりと楽しめるイベントとしても有名で、今年は10月12日、13日に開催。毎年、ラインナップを発表する前にチケットが売り切れるほど人気のイベント。ちなみに昨年は、OKI DUB AINU BAND、GOMA & The Jungle Rhythm Section、トミー・ゲレロ、リー・スクラッチ・ペリー、七尾旅人らが出演。大人のリスナーに向けた、渋いラインナップも特徴的だ。
夏フェスシーズンが終わっても、まだまだ楽しみなイベントは盛り沢山。7~8月とは異なる趣向で、参加するイベントを選んでもいいかもしれない。