『フライデー』記事掲載でまた炎上 なぜ矢口真里はこれほど注目を浴び続ける?
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矢口真里が9月20日発売の『フライデー』(講談社)にて路上取材に応じたと報じられ、その様子が「ヤラセっぽい」と話題になっている。
矢口は、上から下まできっちりとコーディネイトされた姿で誌面に登場。記者に激太り報道に関して質問されると、「ハハハハ、1kgぐらいは太ったかもしれませんけど。でも、私、太ることはよくあるので、今回とくに激太りしたってことはないですよ(笑)」と、笑顔で答えたそうだ。また、同誌では矢口の母にも取材。最近の矢口の様子を質問され、「最初は皆さんからの批判が辛かったと思いますが、今はもうだいぶ元気になりました」と、矢口が徐々に調子を取り戻していることを明かすとともに、中村昌也のDVの噂については「……真里がケガをして実家に帰ってきたことはありますね」と、DVがあったことをほのめかすコメントを残した。
出版関係者によると「矢口真里が講談社から単行本を出版する計画が進んでいる、という噂もあります。もしかしたら、結婚生活の暴露本かもしれませんね。今回の報道は、芸能界復帰への布石と見て良いのでは」とのことで、これまで悪役とされてきた矢口が反論の準備をしている、という見方もできそうだ。
離婚騒動の印象も薄れていくなかで、いったいなぜ矢口はこれほど世間の注目を集めるのだろうか。本サイトでも、7月22日に掲載した「『モー娘。』時代のPVに見る、矢口真里の隠れビッチキャラ」という記事には多くのアクセスが集まり、掲載から2ヵ月ほど経過しているにもかかわらず、今も人気記事ランキングベスト10からこぼれることがない。この“矢口需要”の理由を、モーニング娘。の初期メンバーに詳しい編集者に聞いてみた。
「矢口は、昔から男好きであることが有名で、アイドルファンや音楽ファンからすると、必ずしも魅力的な存在ではないのかもしれません。しかし、矢口のように背が低くてギャルっぽいルックスの女性は、いわゆるヤンキー的な趣味を持つ人々にとっては、最高に魅力的に映るようです。AVの世界でもRUMIKAや泉麻那といった、ギャルでありながらロリ的な要素を持った女性は、一定の層に対して強烈な訴求力を持っている。そして、そういった層のファンにとっては、女性は必ずしも清楚である必要はなく、男好きであることもさしてマイナスにはならないようです。矢口はバラエティ番組でも才能を発揮していましたが、それはアイドル出身でありながら、ヤンキー層の心に訴えかけることができる“特殊アイコン”だったからかもしれません。言い換えれば、ドンキホーテ的な人気があるというか。しかも、ヤンキー的な趣味を持つ層は、決してマイノリティではありません」
では、そんなファンたちにとって、矢口のスキャンダルはどのように映っているのだろうか。
「彼女は夫にあられもない姿を見られてしまったわけですが、それを愉快に感じた人も少なくないでしょうね。ある意味ではイメージ通りですし、人々の性的な感情を刺激するネタですから。本人がどう思っているかはわかりませんが、今回のスキャンダルがあってもファンであり続けるという人も多いはずです。彼女はこのスキャンダルをネタにするなどして、追い風に変えることができれば、再びブレイクする可能性もあるでしょう。今も報道が止まないのは、彼女に根強い人気があるということの裏返しでもありますから」
矢口がこれだけ話題になるのは、不倫騒動があまりにもスキャンダラスだったということもあるが、“ヤンキー層”が復帰を心待ちにしているから、という側面もあるのかもしれない。モーニング娘。が再ブレイクを果たしている今、矢口が先輩としての実力を発揮し、芸能界だけではなく、音楽業界でも再び活躍する日も遠くのないかもしれない。
(文=松下博夫)