紅白恒例のNYCの名が消え、Sexy Zoneが初出場――ジャニーズ出演者に“異変”あり
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第64回NHK紅白歌合戦の出演者が11月25日15時より発表された。
今回の紅白では、AKBグループやももクロなど、女性アイドル勢の出演が目立つほか、サカナクションやLinked Horizonといったバンドが初出場を果たしており、話題を呼びそうである。また、すでにお馴染みとなっているジャニーズ勢の出演については、その布陣に変化が見られた。
ジャニーズ勢は、SMAP、TOKIO、嵐、関ジャニ∞が昨年に引き続き出場、加えて若手グループとして注目されるSexy Zoneが初出場することが決定した。また、2009年から昨年まで連続出場し、白組のトップバッターを務めていたNYCは、出場しないことがわかった。
ジャニーズ事情に詳しいライター・ジャニ子氏は、今年の紅白のジャニーズ出演陣について、次のように分析している。
「今年初出場となるSexy Zoneは、事実上の解散状態にあるNYCの後釜として出てきたのは明らかでしょう。彼らはNYCと同じように、NHK Eテレのアニメ『忍たま乱太郎』の主題歌である『勇気100%』を歌っていて、NHKへの貢献度も高いです。最年少のマリウス葉は13歳で、夜8時以降は出演できないので、恐らくNYCと同じように、オープニングバッターとしてパフォーマンスを披露するのではないでしょうか」
出場するグループのバランスにも、注目すべき点が見られるという。
「ジャニーズのグループは、藤島ジュリー景子さんが取り仕切る“ジュリー派”と、飯島三智さんが取り仕切る“飯島派”という派閥があります。今年の紅白はジュリー派の嵐、関ジャニ∞、TOKIOと、飯島派のSMAP、Sexy Zoneが併存しており、ジュリー派のNYCが出演していた昨年までよりも、両者のバランスが伯仲している印象ですね。最近の特番ではジュリー派が優勢でしたので、もしかしたら紅白でも……と思いましたが、事務所が上手く取り計らったようです。飯島派のKis-My-Ft2が出演しなかったのは、ファンにとっては残念ですが、両者のバランスを考えると仕方がないかもしれません」
アイドルグループが多数出演することから、全体的に平均年齢が低くなり、フレッシュな顔ぶれとなっている今年の紅白歌合戦。ジャニーズの若手メンバーには、派閥のことは気にせず、伸び伸びと歌ってほしいものだ。
(文=編集部)