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復活作・人気作が続々登場! 2020年の気になる新作映画一挙紹介(外国映画編)

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『トップガン マーヴェリック』『ミッドサマー』『ゴーストバスターズ/アフターライフ』『ジャングル・クルーズ』

昨年の映画界は『ジョーカー』や『アナと雪の女王2』『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』など多くのヒット作がうまれたが、今年も人気シリーズの最新作や口コミで動員を伸ばしそうな注目作が数多く控えている。そのすべてを紹介することはできないが、2020年公開予定のほんの一部を紹介する。

1:期待と不安が入り混じる人気シリーズの最新作

映画界は今も昔も“シリーズもの”が大好き。現在はネット配信を通じたドラマやミニシリーズも好調で、これまで以上に“長い時間をかけて、複数の作品で物語る”傾向に拍車がかかっている。また、長いインターバルをとった後に突然、続編が製作されるケースも増えており、昨年は28年の時を経て『ターミネーター2』の“正統な続編”が公開されたりもした。みんなが待ち待った続編なのか? 続編が公開されるにはタイミングが悪かったのか……期待と不安が入り混じるのがシリーズ映画の宿命なのかもしれない。

2020年も“ブランクあり復活”映画がいくつか待機している。1月31日(金)公開の『バッドボーイズ フォー・ライフ』は、ウィル・スミスとマーティン・ローレンスが17年ぶりに帰還するアクション大作。監督が破壊大帝マイケル・ベイからベルギー出身のアディル・エル・アルビ&ビラル・ファラーに交代し、名コンビ最後の事件を描く。

そして34年ぶりの新作になるのが『トップガン マーヴェリック』(7月10日公開)。精鋭パイロット養成機関“トップガン”で学んでいた主人公マーヴェリックが本作では教官になって再登場。『オブリビオン』のジョセフ・コシンスキーが監督を、『ミッション:インポッシブル』シリーズのクリストファー・マッカリーが脚本を手がけており、撮影は名手クラウディオ・ミランダ! アッと驚く飛行シーンが楽しめるはずだ。

世代を超えて復活するのが、2020年公開の『ゴーストバスターズ/アフターライフ』。オリジナルを手がけたアイヴァン・ライトマンの息子ジェイソンが監督を務め、新世代のゴーストバスターズを描く作品になりそうだ。ポール・ラッドが出演するほか、ビル・マーレイやダン・エイクロイドらオリジナル作品のキャストも登場を予定している。

他にも、ダニエル・クレイグがボンドを演じる最後の作品になりそうな『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(4月10日公開)や、DCの新作『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(3月20日公開)、『ワンダーウーマン 1984』(6月公開)、小栗旬もキャストに名を連ねる『ゴジラ・バーサス・コング(原題)』(2020年公開)など、シリーズ作品が続々と待機中。

前作から長い空白期間のある続編を観客はどう受け止めるのか? 前作を知らない新しい世代を魅了することができるのか? ここで紹介したすべての映画の成功を願いたい。

2:2020年のディズニー映画はどうなる?

ファンから愛されるシリーズを多く抱え、さらに過去の名作を実写化して大成功をおさめているのが王者ディズニーだ。昨年はアナ雪2とスター・ウォーズの最終章を立て続けに公開し、『ライオン・キング』や『アラジン』『トイ・ストーリー4』も大ヒット。興行収入の記録も更新。圧倒的な支持を集めている。

そんな彼らは2020年も強力なタイトルを数多く用意しているようだ。ピクサーは3月13日(金)に『2分の1の魔法』を、夏には『インサイド・ヘッド』のピート・ドクター監督の最新作『ソウル(原題)』を公開。過去の名作アニメーションの実写化も継続中で、4月17日(金)には『ムーラン』が実写化され公開される。

昨年公開の『アベンジャーズ/エンドゲーム』と『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』で“フェーズ3”を終えたマーベルは、今年からいよいよ新章“フェーズ4”をスタート。その皮切りとして5月1日(金)には『ブラック・ウィドウ』が封切られ、以降も新作、新キャラクターが続々とユニバース入りする。

そして7月24日(金)にはディズニーランドの超人気アトラクションの世界観を基にした『ジャングル・クルーズ』が公開。過去に彼らは同様の手法で『パイレーツ・オブ・カリビアン』を大成功させており、本作への期待も高い。ちなみに本作はドウェイン・ジョンソンが主演で、エミリー・ブラントが共演。監督は『ロスト・バケーション』『トレイン・ミッション』のジャウム・コレット=セラ……盤石の体制で夏を盛り上げてくれそうだ。

また昨年、ディズニーの傘下に入った20世紀フォックスも映画ファンが気になる作品を多く制作中。『キングスマン:ファースト・エージェント』やS・スピルバーグが伝説のミュージカルを再映画化する『ウエスト・サイド・ストーリー(原題)』も今年の公開を予定している。

さらにディズニーは米国などの国で開始したストリーミングサービス“ディズニー+”にも力を入れている。今後はマーベルやスター・ウォーズ作品は映画館だけでなく、ストリーミングにまで作品宇宙を広げ、それらがリンクしていくことになりそう。ファンは観ても観ても新しい作品が投下される……忙しくも楽しい1年になりそうだ。

3:2020年の“ジョーカー”候補は?

映画界には時々、公開前はそれほど注目されていなかったのに、観客の熱い支持で動員を伸ばす作品が出現する。昨年の筆頭格は『ジョーカー』で、日本でも興行収入が50億円を突破。内容が過激だったり少し複雑でも、観客が何度も観たくなる、なぜか深みにハマってしまう要素があれば“予想外の大ヒット”を飛ばす可能性を秘めている。

2020年の“ジョーカー候補”はどの作品か? それが法則になっていれば楽なのだが、そうはいかないのが世の常。しかし、早くもファンが大きな期待を寄せ、ネットで熱いコメントが飛び交っている映画がいくつかある。

2月公開の『ミッドサマー』は、『へレディタリー/継承』のアリ・アスター監督の最新作で、スウェーデンの奥地で開催される奇妙な祝祭に足を踏み入れた若者たちのドラマを描く“明るいのに恐ろしいフェスティバル・スリラー”。すでに海外で鑑賞したファンや、秋に1度だけ行われた先行上映を観た人の感想コメントが熱く、公開を待ちわびている人が増加中。何でも、恐ろしい映画なのにジャンルは“失恋もの”らしい。これは一体、どういうことなのか? 公開時にはさらに口コミが広がっていきそうだ。

また『ロングデイズ・ジャーニー この夜の涯てへ』も2018年の東京フィルメックスで上映されて注目を集めた作品だ。映画は前半が通常の2D映画で、ラスト59分が3Dになる構成。カンヌなど多くの映画祭に出品され、台湾のアカデミー賞“金馬奨”では3冠に輝くなど期待値をあげる要素は出揃った状態。海外の映画サイトのいくつかが“2019年ベスト”に選出した本作を日本の観客はどう観るのか? 2月28日(金)に初日を迎える。

他にも、海外で高評価を集めているミステリー『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(1月31日公開)や、オスカー監督サム・メンデスが、名撮影監督ロジャー・ディーキンスとタッグを組んで過酷な戦場を全編ワンカットで描く『1917 命をかけた伝令』(2月14日公開)、今回もやっぱり内容が極秘で想像だけが膨らむ予告編を投下してきたクリストファー・ノーラン監督の最新作『テネット』(9月18日公開)など、映画ファンが気になる映画が盛りだくさん。

今年も映画館の大きなスクリーンで集中して観たくなる映画、関連作とのリンクを探して何度か映画館に足を運びたくなる作品が公開を待っている。

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