加護亜依、Wink、セイントフォー、ピンク・レディーも……“復活”アイドルたちの正念場
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昨今のアイドルブームの影響を受けて、かつて人気だったアイドルが10数年ぶりに新曲をリリースしたり、解散したアイドルグループが再結成するといったケースが増加している。80年代アイドルの代表格のひとりである小泉今日子が、『あまちゃん』の劇中歌である『潮騒のメモリー』を天野春子名義でリリースし、大ヒットしたことは記憶に新しい。
(参照:20年ぶりの大ヒット曲「潮騒のメモリー」に隠された、小泉今日子の歴史とは?)
AKB48やももいろクローバーZといった現役世代とは異なる魅力で、再びアイドルの道を歩み始めたタレントが、現在どんな活動をしているのかを見てみたい。
その1:加護亜依
数多くのスキャンダルで、ここ数年は不遇の時代を過ごしていた加護亜依だが、10月7日にガールズユニットの結成と、ユニットを組むメンバーのオーディション開催を発表した。対象は15~21歳までの一般女性で2~4名を募集。楽曲や衣装、振り付けなどをファンの公募で決定する、育成型のヴォーカルダンスユニットとのことだ。ネット上ではこの発表を受けて「ジャズはどうした?」「加護ちゃんが年齢オーバーしている……」「結婚して出産もしているのにアイドルって」と、その活動を疑問視する声がある一方、「温かく見守りたい」「突っ込みどころ満載だけど、そこが面白い」「加護ちゃん頑張れ」といったエールも少なくない。先日、活動休止を発表した矢口真里のブログに1000件以上の激励メッセージが届いたように、初期モー娘。メンバーには根強いファンも多い。 このプロジェクトを機に、加護亜依の活動ぶりを目にすることも増えそうだ。
その2:Wink
元Winkの相田翔子は10月8日、東京・渋谷でヘアケア商品の「ラサーナ」CM発表会見に登場し、Winkの再結成について「それぞれ成長して自信が持てたら2人で。でも 自分1
人では言えないので慎重に」と意欲を見せている。相田翔子は9月に16年ぶりのソロアルバム『This Is My Love』を発売、10月12日には東京・六本木のSTB139で、約2年3ヶ月ぶりとなるライブ『Shoko Aida 25th Anniversary Live 2013 ~This Is My Love~』を開催したばかり。Winkの結成から25周年目となる今年、「愛が止まらない 〜Turn It Into Love〜」や「淋しい熱帯魚」といった名曲を、鈴木早智子と2人で歌う姿を見ることができるのかもしれない。
その3:セイントフォー
80年代中期に活躍し、アクロバティックなパフォーマンスで人気だったセイントフォーは、2013年3月17日、グループのボーカルレッスン指導と楽曲提供をしていた上田司氏のバースデーライブにて1日限りの復活ライブを行った。その後、『あまちゃん』の劇中でセイントフォーのレコードジャケットや、当時の楽曲がたびたび放送されたため、再注目されていた。11月3日には、東京・ケネディーハウス銀座にて、メンバーの浜田範子・岩間沙織・鈴木幸恵の3人でのワンマンライブが正式決定している。
その4:Blooming Girls
80年代から現在まで活動を続ける南野陽子、西村知美、森口博子の3人は2012年2月、アラフォーアイドルユニットとしてBlooming Girlsを結成。同年6月にはデビューシングル『Knock!!Knock!!Knock!!』をリリースした。同年5月のライブには、80年代からのファンが親衛隊を作るなどして盛り上げた。2013年に入ってからはBlooming Girlsとしての目立った活動は見られないが、3人は各々、ライブショーやバラエティ番組などに出演し続けている。
その5:ピンク・レディー
70年代の後半に人気を誇ったピンク・レディーは、2010年9月1日に5度目となる再結成を表明。2011年からは各々、ソロ活動と並行してピンク・レディーとしても活動している。メンバーの未唯は2012年11月にUHA味覚糖『ぷっちょ』のCMでAKB48と共演、現役時代さながらのダンスを披露した。増田恵子は2013年6月にソフトバンクモバイルのCMに出演し、白戸家の面々とピンク・レディーをネタにしたミニドラマを繰り広げた。
現役時代に一世を風靡したアイドルたちには、熱心に応援し続けるファンが付いているケースも多い。グループの再結成などで、今も頑張っている姿を見せることも、アイドルにとって大切な仕事なのかもしれない。
(文=編集部)