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「音楽」前野朋哉が挨拶任され「嘘でしょ!?」、平岩紙は男子高校生役に震える

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「音楽」初日舞台挨拶の様子。

アニメーション映画「音楽」の初日舞台挨拶が本日1月11日に東京・新宿武蔵野館で行われ、声のキャストである駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、原作者の大橋裕之、監督の岩井澤健治が登壇した。

大橋のマンガを原作とする本作は、楽器を触ったこともない不良学生たちが思い付きでバンドを組むところから始まる“ロック奇譚”。バンド“古武術”を結成する研二に坂本慎太郎、研二の同級生である亜矢に駒井が声を当て、古武術のメンバー・太田役を前野、朝倉役を芹澤、古武術をフェスに誘う森田役を平岩が担当した。

オーディションでヒロイン亜矢役を射止めた駒井は「亜矢はスケバンなのでどうやって声を当てたらいいか悩みました。でも監督に『ビジュアルを気にせずにやってください』と言っていただいて。そこからはかわいらしく、見た目とのギャップを意識して演じました」と笑顔で思い返す。

原作の大ファンだったという前野は「Twitterで映画化されるのを知って、激アツじゃん! 映画館に観に行こうと思っていたんです」と振り返ると、「だから大橋さんからオファーのLINEが来たときは感激で手が震えちゃって。テンション上がりました!」と当時の心境を身振り手振りを交えながら興奮気味に語った。また研二役の坂本とのアフレコに関して「坂本さんは完璧でした。声のリップが合ってて計算されている。ミスもほぼなかったし、動じないんです。だからリーダーの研二に付いて行こうという気持ちで演じられました!」と力説。芹澤も大きくうなずいた。

男子高校生役のオファーを受けた際の心境を尋ねられた平岩は「舞い上がりました!」とはにかむ。「役者っていろいろなイメージを持たれると思うんです。そんな中で、自分に男子高校生役を当ててくださったことが震えるほどうれしくて」と話し、「貪欲に演じることができましたね。アフレコの帰り道でも練習しちゃうぐらい。大好きな役になりました」と思い入れたっぷりに語った。

岩井澤が7年超の制作期間を経て完成させた本作。大橋は映画の感想を「すごいものができたなと思いました」と伝え、「原作はパッと描いたんです。だからこっちが本物みたいな感じ」とコメント。そして岩井澤がマイクを握ると会場からは大きな拍手が。岩井澤は「感無量です」と客席を見渡した。

最後に関係者を代表して挨拶を任されたのは前野。「え!? 嘘でしょ、無茶ぶりにもほどが! 僕が参加したの2日ですよ!」と声を上げるも、「爆発させたいけど、どうしたらいいんだろこの気持ち?みたいな思いが詰まってます。映画最高です! これから何かしたいと思っている若い人に観てもらいたい」と熱く語り、しっかりイベントを締めくくった。

「音楽」は新宿武蔵野館ほかで公開中。

(c)大橋裕之・太田出版 / ロックンロール・マウンテン