AIが歌う「AI崩壊」主題歌を大沢たかおや松嶋菜々子が絶賛、岩田剛典も作品に自信
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左からAI、玉城ティナ、芦名星、岩田剛典、松嶋菜々子、大沢たかお。
本日1月14日に東京・チームスマイル・豊洲PITで映画「AI崩壊」のジャパンプレミアが行われ、キャストの大沢たかお、賀来賢人、岩田剛典(三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、EXILE)、広瀬アリス、芦名星、玉城ティナ、松嶋菜々子、三浦友和、監督の入江悠、そして主題歌を歌うAIが登壇した。
「AI崩壊」は入江が脚本および監督を務めるサスペンス。2030年の日本が舞台で、医療AI「のぞみ」を生み出した天才科学者・桐生浩介を主人公に、突如暴走を始めた「のぞみ」が人間の生きる価値を選別し始め、日本全土が未曾有の混乱に陥る様が描かれる。
ジャパンプレミアは、AIによる主題歌「僕らを待つ場所」の歌唱で華やかに始まった。会場いっぱいに歌声を届けたAIは「『AI崩壊』って……」と作品タイトルと自身のアーティスト名とのリンクを笑いながら、「主題歌を歌わせてもらえて光栄です。皆さん楽しんでいってください!」と来場者に呼びかけた。AIがステージを去ると、ステージ後方のスクリーンが上がりキャストと監督が登場。彼らはステージから会場後方へ伸びたレッドカーペットを歩き、テレビ媒体向けのサウンドバイツに対応した。
改めてステージに登壇したキャストと監督はこの日初めて一般に向けて上映される「AI崩壊」についてトーク。まずマイクを持った大沢は「この日が来るのをドキドキ、ワクワクしながら待っていました。実際僕たちができるのはここまでで、あとは皆さんに作品をお渡しして、どんなふうに観ていただいても感じていただいてもいいなと思っています。本当に僕らが心を込めてみんなで作った作品なので楽しく観ていただければ」とこれから作品を鑑賞する来場者にメッセージを送る。そして「生きている間に起きるかもしれない出来事のような気がして、エンタテインメント映画なんですけど、自分はどうなるのかなとか考えさせられる作品です。すごく近くに感じる映画になったと思います」と「AI崩壊」への思いを述べた。岩田も「初号試写は自分のお芝居ばかり気になってなかなか純粋には楽しめないことが多いんですが、今回は演出も音楽も素晴らしくて、見終わったあとの満足感がある映画になったと感じています。ここまで手応えを感じる映画もなかなかないと思います」と胸を張り、サイバー犯罪対策課を指揮する警察庁の理事官・桜庭誠という役柄については「自分の普段のイメージとは間逆なキャラクターで、七三分け、メガネ、スリーピースのスーツに助けられた部分が大きいです。天才捜査官という、自分で言うのもおこがましいような役で、なかなか天才役をやることはないので、監督と現場で話させていただいてちょっとずつ役作りを進めていきました」と語った。
キャストと監督のトークが一段落したところで、AIもステージに合流。AIはオファーを受けた際の印象を「『AI崩壊』というタイトルを聞いたときはどうしようかなと迷いました(笑)」と語りつつ、映画を鑑賞したうえで内容に共感し、主題歌を歌うことに決めたと明かす。本作のために書き下ろした「僕らを待つ場所」については「映画で感じた“もとに戻る”ことの大切さをかなり真剣に歌いました。『AI崩壊』の主題歌なんですが、生々しい声というか、あまり機械的にはせずしゃべっているように歌いたかった。人間の持っている優しさやパワーを出したいと思って作りました」と思いを述べた。この曲を聴いた大沢は「この映画の主題歌をAIさんにお願いしたと聞いて『それ、引っ掛けてるの!?』って(笑)。でも制作や監督もAIさんへの深い思いがあってオファーをしたと聞いて。実際に映画の中で聴いたときに僕らが映画で表現したかったこと……人のつながりや愛、家族や恋人への思いが原点にあるということ、それがなくしてはこれからの時代は生きにくいんじゃないかという思いが歌にありました。この歌をいただけたことで作品が本当に色付いたというか、最後に花を咲かせてくれたなと思いました」と感想を語る。加えて松嶋も「重厚感があって優しくて力強くって……とにかく優しさがあふれているなと感じました。この作品をさらに素晴らしいものにしてくれたと思います」と楽曲を絶賛すると、AIは「もう今の(2人の感想を)録音して世界中に聞いてもらいたい! 本当にありがたいです」と笑顔を見せた。
AIの「僕らを待つ場所」は本日1月14日にデジタルリリースされ、ミュージックビデオは「AI崩壊」監督の入江がディレクションが手がけた。「AI崩壊」は1月31日に全国ロードショー。
(c)2019映画「AI崩壊」製作委員会