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日本アカデミー賞優秀賞発表! 最多は『翔んで埼玉』の12部門!

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1月15日、第43回日本アカデミー賞の優秀賞が発表され、優秀作品賞に『キングダム』『新聞記者』『翔んで埼玉』『閉鎖病棟—それぞれの朝—』『蜜蜂と遠雷』の5作品が選ばれた。正賞15部門のなかでは『翔んで埼玉』が最多12部門、『閉鎖病棟—それぞれの朝—』が11部門の優秀賞に輝いた。

授賞式で司会を務めるのは、昨年『万引き家族』で最優秀主演女優賞を受賞した安藤サクラと、フリーアナウンサーの羽鳥慎一。羽鳥は、昨年まで6年連続で司会を務めていた西田敏行からバトンを受けるという大役だが「日本テレビに在籍時代、インタビューアとして何度か賞に参加したことはあったのですが、俳優さんに直接お話を聞く機会はなかったので、緊張しますね」と語っていたが「でも映画は大好きなので、機会をいただけて嬉しいです」と笑顔を見せる。

さらに羽鳥は「日本アカデミー賞というのは、映画に携わる人が選ぶ大切な賞。作品に参加したスタッフやキャストたちが久々に再会する場でもあるので、たくさんの笑顔を引き出せるように務めたい」と意欲を見せた。

一方、2度目の司会となる安藤は「前回『なんて特別な時間なんだ』と感じたことを思い出します。あのときの経験は大きな財産になりました。2回目だからといって気を緩めることなく、より緊張感を持って臨みたいです」と意気込む。また受賞者の一覧を見た安藤は「普段、俳優さんや女優さんにインタビューすることがないので、緊張しますし、先輩にお話を聞くのはおこがましいと思ってしまうかもしれませんが、せっかくのチャンスなので、一視聴者として、素直に聞きたいことをぶつけてみたいです」と抱負を語っていた。

今年から日本アカデミー賞協会の会長に就任した島谷能成氏は、昨年まで司会を務めた西田に対して「西田さんの作品への愛や、受賞者への溢れる友情や思いのおかげで、温かい雰囲気の授賞式になりました」と感謝を述べると、興行成績が好調だった2019年の日本映画界を振り返り、「受賞リストを見ると『翔んで埼玉』など、新しい層の鑑賞者を開拓できた年だったなと思います」と総括していた。

第43回日本アカデミー賞の主な受賞結果は以下の通り。

■優秀作品賞
『キングダム』
『新聞記者』
『翔んで埼玉』
『閉鎖病棟—それぞれの朝—』
『蜜蜂と遠雷』

■優秀アニメーション作品賞
『空の青さを知る人よ』
『天気の子』
『名探偵コナン 紺青の拳』
『ルパン三世 THE FIRST』
『ONE PIECE STAMPEDE』

■優秀監督賞
佐藤信介(『キングダム』)
周防正行(『カツベン!』)
武内英樹(『翔んで埼玉』)
平山秀幸(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)
藤井道人(『新聞記者』)

■優秀主演男優賞
笑福亭鶴瓶(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)
菅田将暉(『アルキメデスの大戦』)
中井貴一(『記憶にございません!』)
松坂桃李(『新聞記者』)
GACKT(『翔んで埼玉』)

■優秀主演女優賞
シム・ウンギョン(『新聞記者』)
二階堂ふみ(『翔んで埼玉』)
松岡茉優(『蜜蜂と遠雷』)
宮沢りえ(『人間失格 太宰治と3人の女たち』)
吉永小百合(『最高の人生の見つけ方』)

■優秀助演男優賞
伊勢谷友介(『翔んで埼玉』)
柄本佑(『アルキメデスの大戦』)
岡村隆史(『決算!忠臣蔵』)
佐々木蔵之介(『空母いぶき』)
吉沢亮(『キングダム』)

■優秀助演女優賞
天海祐希(『最高の人生の見つけ方』)
小松菜奈(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)
高畑充希(『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』)
長澤まさみ(『キングダム』)
二階堂ふみ(『人間失格 太宰治と3人の女たち』)

■優秀脚本賞
片島章三(『カツベン!』)
詩森ろば/高石明彦/藤井道人(『新聞記者』)
徳永友一(『翔んで埼玉』)
平山秀幸(『閉鎖病棟—それぞれの朝—』)
三谷幸喜(『記憶にございません!』)

■新人俳優賞
岸井ゆきの(『愛がなんだ』)
黒島結菜(『カツベン!』)
吉岡里帆(『見えない目撃者』『パラレルワールド・ラブストーリー』)
鈴鹿央士(『蜜蜂と遠雷』)
森崎ウィン(『蜜蜂と遠雷』)
横浜流星(『愛唄—約束のナクビト—』『いなくなれ、群青』『チア男子!!』)

取材・文・写真:磯部正和

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