SixTONES、“カッコいい方”を選択するグループのイズム 密着ドキュメンタリー第3回を見て
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『RIDE ON TIME』(フジテレビ系)で、12月13日の放送から密着取材がスタートしたのが1月22日にCDデビューを控えるSixTONES。1月10日に放送されたEpisode3では「流れる時間」と題して、CDデビュー決定後のメンバーに密着した。
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■「マジ、ど真ん中にいる」SixTONESが掴んだCDデビューの夢
CDデビューについて、京本大我は「おばあちゃんとかは本当に毎朝、神社へ行って。10年以上毎朝デビューできますようにって願ってくれてて、本当に喜んでくれてて、デビューは恩返しになる」と周囲への感謝を語り、ジェシーも「マジ、ど真ん中にいる。デビュー遅かったですけどこのタイミングでよかったなって」と喜びを嚙みしめた。
デビュー曲は、X JAPANのYOSHIKIが作詞・作曲を手掛けた「Imitation Rain」。2019年はジャニーズJr.として最後のコンサートツアーに加え、レコーディング、ミュージックビデオの撮影と、デビューに向けて着々と準備を進めていた。
メインボーカルとして高音域を担当する京本。レコーディングでは「勝負したいけどな」、「マジ怖ぇ……この決断が一生を狂わせる気がする」と原曲どおりのキーで歌うかどうかを悩んでいた。何年たっても披露する「Imitation Rain」は彼らの名刺代わりになるもの。
「原(曲)キーでいきましょう。これが歌えなくなったときは俺が脱退のときだわ」と覚悟を決めた。ミュージカルの舞台と重なった際の、喉への負担を懸念した京本。森本慎太郎が「きょも、先はそんなに考えちゃダメだ。いまある仕事を考えないと!」気遣いながら声をかけた。
ジャニーズのデビュー曲としては珍しい曲調の「Imitation Rain」について、松村北斗は「デビューを逃して、逃して大人になってしまったじゃん、随分。大人になってしまった意味がある曲だなと思う」と語った。
■「死に物狂いでやる」下積み時代のメンバーに共通していたこと
髙地優吾と田中樹はそれぞれゆかりの地を訪れた。横浜の街を訪れた髙地は、「SixTONES組んでからジャニーさんに『君はいるだけでいいんだよ』って言われて、いや仕事させてよ、俺は何を努力すればいいの? って……」と、恩師の言葉に悩み、ダンス、ボイスパーカッションと模索した日々のことを振り返った。
進路に迷ったときも、「死に物狂いでやるっていう共通点が一緒だったことが大きい」とメンバーとの絆を語った。「SixTONESがなくなったら最悪です。考えたくないです。考えられないです、俺がそうさせないです、なんとしてでも止めます」優しい表情を浮かべながら、頼もしい言葉を残した。
一方、地元の友人、中学時代の恩師に会いに行った田中。仲間とバスケをしたり、恩師とは教師と生徒というスタンスのまま、昔話に花を咲かせた。メンバーといるときと変わらない様子で接していたのが彼らしい。
■メンバー6人の結束力
京本のレコーディングの件で感じられたが、彼らはどうせやるなら負荷をかける方を選択する、カッコいい方を選択するのが彼らの姿勢だろう。
本番組に限らず、彼らのインタビューで語られる言葉の端々からは、一貫してこの姿勢を感じる。周囲から寄せられるデビューへの期待、対照的に自分たちだけではどうすることもできない状況。かなりもどかしい時間を過ごしてきたことだろう。それでも前を向いて目の前の仕事を一生懸命にやる、それがSixTONESイズムの一つだ。
どんな時間も6人の仲間と進んできた。その結束力の強さは、バラエティ番組でも感じられた。メンバーの一人が奮闘すると、「いいぞ! よくやった」後ろにいたメンバーがすかさず声をかける。どれだけ心強いことだろうか。
次回予告では森本のインタビューに加えて、現在行われているツアー初日の映像がみられそうだ。(柚月裕実)