不法滞在者と蕎麦屋の主人の絆 近浦啓監督の初長編映画『コンプリシティ』
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映画『コンプリシティ/優しい共犯』が1月17日から東京・新宿武蔵野館で公開される。
近浦啓監督の長編映画デビュー作となる同作の主人公は、技能実習生として来日するも、劣悪な職場環境から逃げ出し、不法滞在者となった中国人青年チェン・リャン。他人になりすまして蕎麦屋で働き口を見つけたチェン・リャンと、口数が少なく不器用な蕎麦屋の主人・弘は親子のような関係を築いていくが、チェン・リャンを追う警察の手が迫り、2人はお互いのためにある決断をするというあらすじだ。『東京フィルメックス』観客賞を受賞。
厳しくも温かい弘に父を重ねるチェン・リャン役にルー・ユーライ、チェン・リャンの嘘をつゆ知らず情を深めていく弘役に藤竜也がキャスティング。主題歌にはテレサ・テン“我只在乎ニィ(時の流れに身をまかせ)”が起用されている。