ホエイ「スマコミュ」開幕、「中学生から遠くなりましたが、それでもやります」
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ホエイ「スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア」より。
ホエイ「スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア」が昨日8月18日に開幕した。
「スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア」は2014年に上演された、ホエイの人気作。河の上中学校は、生徒が少ないため、全学年で1クラスの複式学級となっている。生徒たちはほのぼのとした学校生活を送っているが、ある日あいつが戻ってきて……。出演者には初演にも出演した大竹直、鈴木智香子、斉藤祐一、ホエイの河村竜也と山田百次、赤刎千久子のほか、新たに武谷公雄、永宝千晶が名を連ねた。
上演に際し、作・演出の山田百次は「見た目や体力は、中学生からずいぶん遠くなりましたが、それでもやります。なぜなら、そこに届けたい物語があるから!」と語り、プロデュースの河村竜也は「4年前、この作品は戯画として、よほど不条理に作っておいたはずなのに、このような形で時代が作品に光を与えるだなんて思ってもいませんでした」と感慨を述べている。
上演時間は約1時間35分。公演は8月27日まで、東京・こまばアゴラ劇場にて。なお22日19:30開演回、23日14:00 / 19:30開演回、24日19:30開演回、25日18:00開演回、26日18:00開演回には「山田百次短編集」と題し、「SFすし屋」「ずんだクエスト」「天井」を回替わりで上演。さらに本日19日14:00開演回にtsumazuki no ishiの寺十吾、明日20日19:30開演回にはゆうめいの池田亮を招いて、アフタートークも行われる。
山田百次コメント
前回の「郷愁の丘ロマントピア」では80代90代の老人をやりましたが、今度は中学生です。見た目や体力は、中学生からずいぶん遠くなりましたが、それでもやります。なぜなら、そこに届けたい物語があるから!
河村竜也コメント
再演にあたり新たなシーンを書き加え、入念に作りなおしました。4年前、この作品は戯画として、よほど不条理に作っておいたはずなのに、このような形で時代が作品に光を与えるだなんて思ってもいませんでした。光というか闇というか。
ホエイ「スマートコミュニティアンドメンタルヘルスケア」
2018年8月18日(土)~27日(月)
東京都 こまばアゴラ劇場
作・演出:山田百次
プロデュース・宣伝美術:河村竜也
出演:大竹直、斉藤祐一、鈴木智香子、武谷公雄、永宝千晶、赤刎千久子、河村竜也、山田百次
「山田百次短編集 -同時上演-」
「SFすし屋」
出演:斉藤祐一、武谷公雄、永宝千晶、成田沙織
「ずんだクエスト」
出演:菊池佳南
「天井」
出演:河村竜也