"生きた演劇"を体感、「山の声」河野洋一郎&山田百次のオリジナルバージョンで
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2018年上演の「山の声」より。
「山の声-ある登山者の追想-」が3月14・15日に北海道・シアターZOO、25日から29日まで東京・Space早稲田で上演される。
本作は、2009年に48歳の若さで逝去した大阪の劇作家・大竹野正典の遺作。小説「孤高の人」のモデルとなった雪山単独登山で知られる加藤文太郎の生きざまと、彼が岳友・吉田登美久と共に槍ヶ岳で消息を絶った遭難事故をモチーフにしている。
2008年に初演され第16回OMS戯曲賞大賞を受賞したこの作品を、綿貫凜がプロデューサーを務めるオフィスコットーネでは2012年より上演してきた。これまでシライケイタ、日澤雄介が演出を手がけてきたが、今回は2018年に続き綿貫が担当。大竹野の演出をもとにした“オリジナルバージョン”と銘打ち、河野洋一郎と山田百次を迎えて上演する。
オフィスコットーネは、今後も本作の“オリジナルバージョン”をレパートリーシアターとして上演していくとし、綿貫は「大竹野正典さんが遺してくれた『山の声』は、生命力と儚さ、優しさと残酷さ、ロマンと現実、さまざまなメッセージが込められている普遍的な芝居です。この『生きた演劇』を体感できる芝居をぜひ多くの方に観ていただくために、これからも活動してまいります」とコメントしている。チケットは2月13日に販売開始される。
※初出時、タイトルと本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
オフィスコットーネ レパートリーシアター シアターZOO提携公演「山の声-ある登山者の追想-」
2020年3月14日(土)・15日(日)
北海道 シアターZOO
2020年3月25日(水)~29日(日)
東京都 Space早稲田
作:大竹野正典
演出:綿貫凜
出演:河野洋一郎、山田百次
※2020年3月1日追記:北海道公演は新型コロナウィルスの影響で延期になりました。
※2020年3月27日追記:3月29日(日)の公演は、新型コロナウィルスの影響で中止になりました。