豊田利晃のライブシネマ『怪獣の教え』ファイナルへ 窪塚洋介&渋川清彦に加え芋生悠が参加
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豊田利晃が監督・脚本・映像を務めるライブシネマ『怪獣の教え』の最終公演が、『怪獣の教え THE FINAL』として4月24日から5月3日まで、横浜赤レンガ倉庫1号館3階ホールにて開催される。
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『怪獣の教え THE FINAL』では、これまで出演してきた窪塚洋介、渋川清彦に加えて、新たに芋生悠が参加。音楽を、中村達也率いるTWIN TAIL、GOMA(Didgeridoo)が担当する。
国家の秘密を暴露して、政府から追われる天作(窪塚洋介)は、天作の従兄弟であり、パラダイスで生きることの葛藤を胸に抱く、島育ちの大観(渋川清彦)に船を出すよう頼む。何か事件を起こして無人島にでも隠れるだろうと思っていた大観だったが、天作の目的は、祖父から教えられた「怪獣」を蘇らせることだった。そして二人は、世界の島を転々とし、怪獣の教えの秘密を知るクッキー(芋生悠)と出会う。
豊田監督、窪塚、渋川、芋生からはコメントが寄せられている。
コメント一覧
豊田利晃(監督・脚本・映像)
『怪獣の教え』は、2015年赤レンガ倉庫ホール、2016年六本木ブルーシアターに続き、4年振り、三度目の公演、そして最後の公演になります。2回の前回の公演は共に5日間、7公演で連日ソールドアウトでした。見れなかった人も多くいました。
映画の舞台挨拶などで地方に行くと、「見逃したのでもう一度やって欲しい」「公演を見たけど、もう一度見たい」と驚くほど多くの人たちから声をかけられます。それは、ちょっと驚きでもありました。でも、納得いくものでもありました。自分で言うのもおこがましいですが、あれほど衝撃的な舞台は他にはないと思っています。演劇と音楽ライブと映画上映が一体化してセッションをしている、舞台そのものが怪獣のように僕自身も感じていたからです。
そして観客だけではなく、役者、スタッフ、バンドたちからも「もう一度やりたい」とずっと言われていました。僕自身も同じ気持ちです。怪獣をもう一度動かしてみたい、と。怪獣が暴れるのであれば、2020年という時代は最適だと確信しています。自然災害の被害に苦しまされた2019年。その被害の修復もされずに、東京オリンピックに膨大な資金を投入するこの国に、怪獣は黙ってはいないぜ、と思っています。是非、『怪獣の教え』を体感してみて下さい。心が震えるような舞台にしたいと思っています。
窪塚洋介
横浜、六本木、過去2度の公演で体験したことを、この最終章で答えとして芝居にします。つまり、この『怪獣の教え』に今の自分のすべてをぶつけます。
渋川清彦
2020激動の年。自由にタバコもすえない時代。荒波の中で足元を見て、先を観る。吉とでるか凶とでるか。楽しみ。ダマサレルナ、自分が信じることを信じる。それが怪獣の教え。
芋生悠
『怪獣の教え THE FINAL』という大事なタイミングで参加させて頂くこと、感激しています。 豊田さんが小笠原諸島の土地から溢れ出るように発想した脚本。窪塚さんや渋川さん太田(莉菜)さんの生き生きとした魂によって積み上げられた座組なので、そこに自分が入った時どんな事が出来るのだろうか。何を得られるのだろうかと今は期待に胸を膨らませている次第です。 22歳になった今、10代の頃よりも多くのことを知りました。
でももっと根底に知りもしなかったものが潜んでいるかもしれない。
深く泳ぎ探し回ってみたいです。
限りある公演ですので生で目撃して頂きたいです。
よろしくお願いします。 (文=リアルサウンド編集部)