「犬鳴村」三吉彩花と古川毅が旧犬鳴トンネルにもっとも近い廃校へ、試写会参加
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「犬鳴村」廃校試写会の様子。手前左から古川毅、三吉彩花。
「犬鳴村」の試写会が1月22日に福岡・宮若市の廃校となった小学校の体育館で行われ、キャストの三吉彩花、古川毅(SUPER★DRAGON)が登壇した。
「呪怨」シリーズで知られる清水崇が監督を務めた本作は、福岡・旧犬鳴トンネルの先にあるとされる心霊スポット“犬鳴村”をモチーフにしたホラー。身の回りで不可解な出来事が起こり始めた臨床心理士の森田奏が、犬鳴村の謎を解き明かしていくさまが描かれる。宮若市が特別協力として参加していることに加え、一部撮影が旧犬鳴トンネルで行われたことから、トンネルにもっとも近い廃校でのイベントが実現。200名以上の人が参加した。
映画のオファーがあるまで犬鳴村の存在を知らなかったという三吉と古川。奏役の三吉は「福岡出身の友達が多くて、映画化の話をしたら『あそこはヤバいよ!』と言われました」と告白する。一方の古川は「僕はホラーが苦手なので、まさかホラーを作る側になるとは思いませんでした」と笑いつつ、「謎の青年という存在感を出していいのかどうかすごく難しい役どころ。役の謎がバレないよう演じるのに試行錯誤しました」と役作りを振り返った。
撮影中の恐怖体験を聞かれた古川が「現場が山の近くだったので待合室にカメムシがめっちゃ多くて」と明かすと、三吉も「そうそう! 10匹とかそんなレベルじゃなくて、天井に50匹とか……」とエピソードを披露する。古川と三吉は「なんならカメムシをみんなで取る中で仲良くなったかもしれない」「仲良くなったきっかけはカメムシです」と2人してカメムシに感謝。また三吉からは「ここで?というようなタイミングでカメラが壊れました」という話も飛び出した。
イベントには宮若市の市長・有吉哲信も登壇。商工会議所で「犬鳴村お化け屋敷」を準備していることを明かしながら、今回のイベントと映画への思いを熱弁した。三吉たちは、協力への感謝を込めて市長へ映画の鑑賞券をプレゼント。また宮若市からは、災いを追い出し、福を招く縁起物として作られた特産品「追い出し猫」が贈呈された。
最後に、古川は「この作品はジャパニーズホラーの巨匠・清水崇監督の作品なので怖いです! それだけは覚悟してください。でもその中に血筋や運命によっていろんな物語が生まれていくので、どこか共感していただける部分もあるかもしれません」とコメント。三吉も「奏の血筋であったり、いろんな人のストーリーが入り混じっていて、ただ怖いだけじゃない悲しさや寂しさの感情もあります。ぜひ劇場で楽しんでください」と呼びかけた。
「犬鳴村」は2月7日より全国ロードショー。福岡のT・ジョイ博多、T・ジョイ リバーウォーク 北九州では2月1日より先行公開される。
(c)2019「犬鳴村」製作委員会