絶対にダマされる!? 注目のミステリー映画『9人の翻訳家』
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『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』 (C)(2019)TRESOR FILMS - FRANCE 2 CINEMA - MARS FILMS - WILD BUNCH - LES PRODUCTIONS DU TRESOR - ARTEMIS
本格ミステリー映画 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』が日本での公開をスタートした。
映画の舞台はフランスの田舎町に建つ洋館。そこに9人の翻訳家が集められた。彼らは仕事は全世界でベストセラーになっている人気ミステリー小説の完結編の翻訳をすること。出版社は事前に“ネタバレ”することを恐れているため、彼らは要塞のような密室に閉じ込められ、外部との接触や連絡を完全に絶った状態で翻訳作業にあたる。
しかし、ある日、出版社の社長のもとに「小説の冒頭10ページをネットに公開した。24時間以内に500万ユーロを支払わなければ次の100ページも公開する」との脅迫メールが届く。一体、誰が流出させているのか? どのような手段で小説は漏れているのか?
この作品のアイデアの基になったのは、ベストセラー小説“ロバート・ラングドン”シリーズ(『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』など)の新刊発表の際に本当に各国の翻訳家を地下室に隔離して翻訳作業を行った事実。このことを報じた新聞記事を目にしたレジス・ロワンサル監督は想像力をふくらませ、翻訳家に取材を行いながら脚本を執筆したという。
劇中に登場するのは個性豊かな9人の翻訳家たち。舞台は逃げ場のない密室。ミステリーの定番的な設定だが、観客を翻弄する仕掛けが次から次に用意されており、最後の最後まで観客を驚かせてくれる。ちなみにすでに観た人の多くが結末を知ると、もう一度初めから映画を観たくなるという。観ている間にすべての謎を見抜けるのか? 結末を知った後も再見したくなるほどの完成度なのか? 楽しみながら“挑む”気持ちで観賞できる作品になっているようだ。
『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
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