「RED&BEAR」開幕、佐奈宏紀が七海ひろきを絶賛「カッコよさの極み、神降臨」
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後列左から正木郁、近藤頌利、遊馬晃祐。前列左から佐奈宏紀、七海ひろき、西岡徳馬。
七海ひろきが主演を務める「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」が、本日1月24日に東京・サンシャイン劇場で開幕。初日に先駆け同日、キャストたちが取材に応じた。
「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」は、歌とダンスを織り交ぜたコメディミステリー。七海が主人公・私立探偵REDを演じ、西岡徳馬演じるベテラン刑事・熊田(BEAR)とバディを組んで、豪華客船で起こる事件に挑む。客船・クィーンサンシャイン号には人気絶頂のバンドグループHere Come The Sunのプロモーションクルーズのため、大勢のファンや関係者が乗っていた。しかし直前に脅迫状が届き……。
取材には七海、西岡のほか、佐奈宏紀、近藤頌利、遊馬晃祐、正木郁、三原大樹、新田恵海が参加。登場するなり「よろしくお願いします!!」と大声で挨拶した近藤を、佐奈が口の前に人差し指を立てて制し、共演者と記者たちを笑わせる。
年齢、性別不詳のREDを演じる七海は、赤い髪に赤いネクタイとベスト、シューズ、そしてジャケットの胸ポケットに赤いバラを差して登壇。本作が宝塚歌劇団退団後の初舞台となる七海は「こんなに素敵なメンバーと舞台ができてうれしい」と笑顔で話し、相棒・熊田役の西岡に「包容力と優しさがすごい。すべてをBEARに預けて舞台に立ちたいと思います」と厚い信頼を寄せた。
西岡は苦労した点について「ミステリーやミュージカル、コメディなどいろいろな要素がある作品なので、緩急をつけるのが大変」と話し、「私は歌が得意なわけではないので心配だけど……がんばりまーす(笑)」と茶目っ気たっぷりに述べる。またこれまでに何度も宝塚歌劇団出身の俳優と共演した経験があることに触れ、「彼女(七海)は中でも特に素晴らしい。万障お繰り合わせのうえ、おいでください」と呼びかけた。
バンドのリーダー役を務める正木は「リーダーらしさはあまり出ていませんが……(笑)。バンドの演奏をぜひ楽しんで」とコメント。今回初めて本格的に楽器演奏に挑んだと言う遊馬は「僕と三原くんは本役以外の役割も担当しているので、注目していただきたい」、三原も「いろいろな方向に向かってがんばっています」と話す。バンドのマネージャー役を演じる新田は「詳しくは言いませんがとても愛情深いキャラクターです。舞台を彩る一員として役に立てたら」と意気込んだ。
同じくバンドメンバーを演じる近藤は、自身が普段口にすることと劇中歌の歌詞に重なる部分があったと言い「音楽って楽しいなと思いました」と笑顔で述べる。イベント責任者役を務める佐奈は「イベント責任者と言うと堅そうだけど、割と“おっちょこちょいちょいちょい”なところがあります」と、自身の役どころを紹介した。
取材では近藤と佐奈が、七海の魅力を語る場面も。近藤は「こうして見得を切るのが似合う方って、なかなかいないと思います。めちゃくちゃカッコいい」とポーズを実演しながらコメントする。また「男性の僕たちも学ばせていただいた」と言う佐奈が「惚れた。ホの字です。終始カッコいい。カッコよさの極み、極振りです。神! 神ぞ、この方! 神降臨!」と独特の言い回しで七海を絶賛すると、七海は「上げるねー!(笑)」と照れ笑い。これを受けた近藤が佐奈に「いや、記事書きづらいよ!」とツッコむと、会見場にはひと際大きな笑いが起きた。
最後に七海が「私はライブパフォーマンスのシーンが好きです。観客参加型のパートがありますので、お客様と一緒に楽しめたら」と作品の見どころをアピールし、取材は終了した。
なお本作では脚本を元宝塚歌劇団花組の天真みちる、演出をキ上の空論の中島庸介が担当する。公演は2月2日までサンシャイン劇場にて。
「RED&BEAR ~クィーンサンシャイン号殺人事件~」
2020年1月24日(金)~2月2日(日)
東京都 サンシャイン劇場
原作:林誠人
脚本:天真みちる
演出:中島庸介
出演:七海ひろき、西岡徳馬 / 佐奈宏紀、近藤頌利、遊馬晃祐、正木郁、三原大樹、新田恵海 / 堀田優希、柴小聖、後藤夕貴
※西岡徳馬の「徳」は旧字が正式表記。