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須賀健太ら「ハイキュー!!の日」に“公開稽古”、締めは渕野右登の一発芸

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「ハイキュー!!の日イベント」より、「819(ハイキュー)」を人文字で表現する3人。左から小坂涼太郎、須賀健太、田中啓太。

8月14日から19日まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開催された「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』サマーウィーク!~怒濤の応援上映6連戦!+ハイキュー!!の日イベント~」。ステージナタリーでは、昨日19日に行われた「ハイキュー!!の日イベント」の模様をレポートする。

本イベントは、「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」シリーズ初となる応援上映イベント。14日には「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」初演、15日には「頂の景色」。16日には「烏野、復活!」、17日には「勝者と敗者」、18日には「進化の夏」および「はじまりの巨人」が上映された。

「ハイキュー!!」のタイトルにちなみ、8月19日に行われた「ハイキュー!!の日イベント」には、須賀健太をはじめとする烏野高校の面々から、演出・脚本のウォーリー木下、音楽を手がける和田俊輔、振付を担当する左 HIDALIの笹尾功らクリエイターまで、カンパニーメンバーが大集合。イベントは、過去公演に登場したキャラクター・上司に扮する須賀の軽快なフリートークで幕を開けた。

烏野メンバーが舞台上にそろったところで、この日のイベントのテーマが「学校」であることが明らかに。またここでは、アニメ版で日向翔陽役を演じる村瀬歩と、影山飛雄役を演じる石川界人からのビデオメッセージが上映されたほか、嶋田誠役の山口賢人と、別作品の本番を終えた菅原孝支役の田中尚輝がのちほど合流することが発表された。なお山口は、都内某所でサーブの特訓を受けたあと本イベントに出席し、テレビアニメ版のアイキャッチにならって、500mlのペットボトルを倒せるかにチャレンジする。

演劇「ハイキュー!!」の音楽を手がける和田が講師を務めた1時間目の授業・音楽では、烏野メンバー9人が楽器の即興演奏に挑戦。このコーナーでは、須賀がタンバリン、影山達也と冨森ジャスティンがギター、小坂涼太郎がキーボード、三浦海里が鉄琴、塩田康平がベース、渕野右登がトライアングル、川原一馬がボーカル、田中啓太がシンバルをそれぞれ担当することに。キャスト陣は楽器の扱いに苦戦しながらも、和田がこの日のために書き下ろしたメロディを見事に演奏。和田は9人の健闘を讃えながら、「うまくいけばこの曲、秋の『最強の場所(チーム)』で使ってもらえるかも(笑)」と笑顔で答えた。続く2時間目のダンスの授業から田中尚輝が合流。田中を迎え、10人全員がそろった烏野メンバーは、振付家・笹尾の指導のもと“公開稽古”を行い、先ほど和田が提供したメロディに乗せてダンスを披露した。

ウォーリーが講師を務める3時間目・演技の授業では、2チームに分かれたキャスト陣がジェスチャーゲームにチャレンジ。田中啓太率いる“烏チーム”は、「初めて行われた宇宙バレーボールリーグの準決勝で、マッチポイントを迎えたときの様子」という難解なお題に挑戦するも、答えにたどり着けず、ウォーリーから「0点」と言い渡されてしまう。一方、須賀率いる“野チーム”のお題は「こじれた三角関係が露骨に出ているレシーブ・トス・スパイク」というもの。須賀、塩田、渕野の的確なジェスチャーと、解答者である影山、冨森の健闘により、“野チーム”はめでたく「50点」を獲得した。

そして、キャスト、スタッフ全員が一堂に会すトークコーナーへ。ここで、原作「ハイキュー!!」の担当編集・池田氏が谷地仁花に扮した姿で飛び入り参加し、原作者の古舘春一が描き下ろした原画を披露。さらにこのコーナーでは、10月から12月にかけて行われる「最強の場所(チーム)」の公演に、和田が生演奏で参加することがアナウンスされた。

イベントも終盤に差しかかった頃、山口が会場に到着。「マートさん(嶋田誠の実家が営む嶋田マートにちなんだ山口の愛称)、がんばれ!」というキャスト陣からの声援に後押しされ、山口は果敢にジャンプフローターサーブを繰り出すも、1球目、2球目を連続で失敗してしまい、あとがない状況に。するとそのとき、ペットボトルの着ぐるみに身を包んだ三浦が、500mlのペットボトルに代わる“新たな的”として登場。そして迎えた最後の3球目、三浦が足のつま先で山口の球を受け、チャレンジは見事に成功した。

最後にキャスト、スタッフが1人ずつ挨拶する場面で、「ふっちー(渕野)、爪痕残したいんでしょう?」とラストに回されてしまい、うろたえる渕野の様子に、会場が温かい笑いに包まれる中、座長の須賀は「『ハイキュー!!の日のイベント』を任せてもらえるまでに演劇『ハイキュー!!』が大きく成長したこと、こんなに幸せなことはありません。今日はありがとうございました!」と謝辞を述べる。須賀からバトンを受け取った渕野は「誠に痛み入ります……それでは、感謝の念を込めた一発ギャグで締めたいと思います!」と元気いっぱいに一発芸を披露し、イベントは大盛況のうちに幕を閉じた。なお「ハイキュー!!の日イベント」の模様は、「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』」のYouTube公式チャンネルで、9月8日23:59まで限定公開されている。

次回公演「最強の場所(チーム)」は、10月から12月にかけて東京、広島、兵庫、大阪、宮城にて上演。

「ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』“最強の場所(チーム)”」

2018年10月20日(土)~28日(日)
東京都 TOKYO DOME CITY HALL

2018年11月9日(金)・10日(土)
広島県 はつかいち文化ホール さくらぴあ 大ホール

2018年11月15日(木)~18日(日)
兵庫県 あましんアルカイックホール

2018年11月23日(金・祝)~25日(日)
大阪府 梅田芸術劇場 メインホール

2018年11月30日(金)~12月2日(日)
宮城県 多賀城市民会館 大ホール

2018年12月7日(金)~16日(日)
東京都 日本青年館ホール

原作:古舘春一「ハイキュー!!」(集英社「週刊少年ジャンプ」連載中)
演出・脚本:ウォーリー木下
音楽:和田俊輔
振付:左 HIDALI
共同脚本:入江おろぱ

烏野高校

日向翔陽:須賀健太
影山飛雄:影山達也
月島蛍:小坂涼太郎
山口忠:三浦海里
田中龍之介:塩田康平
西谷夕:渕野右登
縁下力:川原一馬
澤村大地:田中啓太
菅原孝支:田中尚輝
東峰旭:冨森ジャスティン

青葉城西高校
及川徹:遊馬晃祐
岩泉一:小波津亜廉
松川一静:白柏寿大
花巻貴大:金井成大
矢巾秀:山際海斗
渡親治:齋藤健心
京谷賢太郎:北村健人
金田一勇太郎:坂本康太
国見英:神田聖司

白鳥沢学園高校
牛島若利:有田賢史
瀬見英太:瀬良祐介
大平獅音:横山真史
天童覚:加藤健
五色工:菊池修司
白布賢二郎:佐藤信長
川西太一:辻凌志朗
山形隼人:高橋駿一
鷲匠鍛治:川下大洋

烏野高校 OB・OG
嶋田誠:山口賢人
田中冴子:佐達ももこ

烏野高校 マネージャー
清水潔子:長尾寧音
谷地仁花:斎藤亜美

烏野高校 顧問・コーチ
武田一鉄:内田滋
烏養繋心:林剛史

※辻凌志朗の「辻」は一点しんにょうが正式表記。

(c)古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会