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『レ・ミゼラブル』ラジ・リ監督来日決定 アカデミー賞授賞式直後に思いを語る

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リアルサウンド

 2月28日より公開となる『レ・ミゼラブル』の監督・脚本を務めるラジ・リ監督の来日が決定した。

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 本作は、2019年の第72回カンヌ国際映画祭で審査員賞に輝いたフランス映画。ヴィクトル・ユゴーの傑作『レ・ミゼラブル』で知られ、現在は犯罪多発地区の一部となっているパリ郊外のモンフェルメイユを舞台に、現代が抱える闇をリアルに描く。

 本作が長編監督デビューとなるラジ・リ監督は、映画の舞台であるモンフェルメイユで生まれ育ち、現在もその地に暮らす。長年Webドキュメンタリーを手掛け、2006年には世界的ストリート・アーティストのJRと共同でプロジェクトを発表するなど活躍の幅は広い。本作では、初長編監督作品ながら自身がこの街で体験してきた出来事を描き切っている。

 本作は、第92回アカデミー賞 国際長編映画賞にノミネートされており、アフリカ系フランス人監督による作品がフランス代表に選出されたのはラジ・リ監督が初めて。初長編監督作にして掴んだ大舞台となる同賞授賞式(日本時間2月10日朝より)直後の来日となる。

 監督は、「この映画で描かれているすべてが実際に起きたことに基づいています。ワールドカップ勝利の歓喜はもちろん、地域に新しい警官が来た時のこと、ドローン、盗まれたライオンまですべてです。この地域の素晴らしい多様性を見せたかったんです。私は今もここに住んでいます。これが私の生活であり、ここで撮影することが大好きなんです」と映画やモンフェルメイユという街への想いを語っている。来日中は、監督自身が登壇するプレミアム試写会の実施も予定している。(リアルサウンド編集部)