森崎ウィン、主演舞台「ウエスト・サイド」開幕控え「是非豊洲のマンハッタンへ」
音楽
ニュース
森崎ウィンと田村芽実。
2月1日から3月10日まで東京・IHIステージアラウンド東京で上演される舞台「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2」のプレスコールおよび囲み取材が本日1月30日に行われ、主演の森崎ウィン(PRIZMAX)と村上虹郎、田村芽実、May J.、宮澤佐江らが参加した。
IHIステージアラウンド東京では、2019年11月より「ウエスト・サイド・ストーリー」をそれぞれ異なるキャストが登場する3シーズンに分けて上演中。今回の「Season2」では主人公のトニー役を森崎と村上、マリア役を宮澤エマと田村、アニータ役をMay J.と宮澤佐江、リフ役を上口耕平と小野賢章、ベルナルド役を渡辺大輔と廣瀬友祐がダブルキャストで演じる。
プレスコールののちに行われた囲み取材には、ダブルキャストの10名が参加した。開幕直前の現在の心境を問われると、森崎は「稽古期間の2カ月は長いと思っていたけど、もう目の前。カンパニーが1つになっているのを感じているので、このまま初日を迎えたいなという気持ちです」と語る。キャストの面々は次々に作品の仕上がりに自信をのぞかせ、宮澤エマは「1人ひとりが輝く瞬間があって、どこを切り取ってもドラマがある。古典だと思わず、ショッキングで前衛的な作品だと思って観ていただきたいです」、田村は「360°回転する会場だからこそ、セットも緻密に作り込まれています。皆さん“豊洲のマンハッタン”に来てほしいなと思います」とアピールした。
また、May J.は今作で女優デビュー。作中に盛り込まれるダンスシーンについて、彼女は「バレエとジャズダンスをミックスさせたような特殊な動きが多く、初めての動きばかりで……」と苦労を明かしつつ「大変な動きだけど見た目はクールで、(難しさが)伝わらないもどかしさもあります(笑)」と語った。これについては宮澤佐江も「稽古期間中、毎日筋肉痛でどこかしら痛かったです」と同意。「振りだけでエネルギーを伝える大切さを学んでいるので、みんなで力を合わせて本番でも見せていきたいです」と意気込んでいた。
劇中で好きな曲は何か聞かれた際には、村上が「Quintet」を挙げ「ミュージカル初挑戦の僕からすると、みんなが心強いのひと言。つなぐ意識を持って歌っているというか、そこまで駆け抜ければ!という気持ちです」とその理由を明かす。森崎はマリアと歌う「One Hand One Heart」が最も好きだといい「幸せなはずなのに悲しくなる。トニーに何かが迫っている、その切なさを喜びとの間で感じて、感情がいろんなところに向くんです」と答えた。
最後にトニー役の2人は来場者へ向けたメッセージを求められ、村上は「お前がミュージカルかよ、と思われているかもしれないけど、最高に頼りになるスタッフさんがちゃんと僕をここに立つまでにしてくださった。そこには自信を持っています。皆さんに支えられてここまで来たので、しっかり最後まで(舞台に)立っていたいなと思います」とコメント。森崎は「お客様には単純に楽しんでもらいたいですし、作品のメッセージを何か1つでも持って帰ってもらえたら。1950年代のマンハッタンの物語を、世代を超えて今僕らがやる意味を伝えられたらと思っています。是非豊洲のマンハッタンにいらしてください」と呼びかけていた。
「ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2」
2020年2月1日(土)~3月10日(火)
東京都 IHIステージアラウンド東京
<出演者>
トニー:村上虹郎、森崎ウィン(Wキャスト)
マリア:宮澤エマ、田村芽実(Wキャスト)
アニータ:May J.、宮澤佐江(Wキャスト)
リフ:上口耕平、小野賢章(Wキャスト)
ベルナルド:渡辺大輔、廣瀬友祐(Wキャスト)
シュランク:山口馬木也
クラプキ:辰巳智秋
グラッドハンド:岩崎う大(かもめんたる)
ドク:田山涼成
※記事初出時、見出しに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。