「音楽」観客動員1万人っですって!!岩井澤健治のイラスト到着、原画展も決定
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岩井澤健治のイラスト
1月11日に封切られた長編アニメーション「音楽」が、上映劇場わずか3館ながら観客動員数1万人を突破。この結果を受け、監督を務める岩井澤健治からイラストが到着した。
大橋裕之のマンガをもとにした本作は、楽器に触れたこともない不良学生たちが思い付きでバンド活動を始める“ロック奇譚”。岩井澤が7年超の制作期間を経て完成させ、坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸らがキャストとして参加している。
本作が上映されている東京・新宿武蔵野館の西島新氏は「岩井澤監督の約7年半の想いと、それが詰まった“作品の力”を改めて痛感しています」とコメントを寄せた。
なお「音楽」の原画展が、2月13日から17日にかけて、東京・代々木上原のhako Galleryで開催されることも明らかに。会場では原画の展示・販売を行うほか、オリジナルパーカー、スウェット、Tシャツを販売。14日には「音楽」の劇中曲を担当している黒岡まさひろ、伴瀬朝彦、GALAXIEDEADによるライブイベントが行われ、15日には「岩井澤健治アニメーション作品短編集」がスクリーンにかけられる。詳細は「音楽」の公式サイトで確認を。
西島新 コメント
最初に1日6回上映を決めた時、本編尺が71分と短いこともあり回数は取りやすかったのですが、正直なところ「流石に6回は多いのでは...」と思いました。ですが、劇場のみで納品した前売り券600枚がすべて完売。前売券はここ最近ですと100枚売れると相当期待感を持つ感覚なので、600枚完売という言い知れぬ勢いを無視出来ず、6回上映に踏み切りました。
いざ公開が始まると、リニューアルオープン後の初日・初週の新記録達成、それを受けての系列館シネマカリテでの拡大公開、また全国で3館のみの公開にも関わらず3週間足らずで動員数一万人を突破しました。岩井澤監督の約7年半の想いと、それが詰まった“作品の力”を改めて痛感しています。
場内では自然と笑いが起きたり、稀ですがエンドロール後に拍手が起こることもあります。客層も当初から幅広かったのですが、日に日により広がっている印象です。時折お父さんやお母さんが幼稚園~小学生位のお子さんを連れていらっしゃる姿も目にします。
そして、パンフレットも、過去の最高記録が上映期間中一杯の約1~2か月で1800部強でしたが、「音楽」は公開2週間弱で1500部以上売れましたので、こちらの記録更新も間違いないです。非常に内容も濃く100Pもあるのに価格は1000円。ここにも監督の想いが濃縮・凝縮されていると感じますので、記録的な売れ行きにも納得と感服です。リニューアル以降での一興行としての新記録も見えて参りましたので、是非達成してもらいたいです。
(c)大橋裕之・太田出版 / ロックンロール・マウンテン