May J.、初ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』での苦労を明かす「伝わらないのがもどかしい!」
音楽
ニュース
May J.が1月30日、東京・IHI STAGE AROUND TOKYOにて行われた舞台『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2プレスコールに登場。共演の村上虹郎、森崎ウィン、宮澤エマ、田村芽実、宮澤佐江、上口耕平、小野賢章、渡辺大輔、廣瀬友祐とともに歌声を披露した。
アニータ役のMay J.はマリア役の宮澤エマとともに、「A Boy Like That」を歌い上げる。この曲は、自分の恋人でありマリアの兄であるベルナルドを殺したトニーのような男など忘れろとアニータがマリアに迫り、それをマリアが断るもの。May J.の力強い歌声と、それに負けない宮澤エマの美しい声が少し切ないシーンを盛り上げていく。プレスコールでは他にも「Prologue」、「One Hand One Heart」、「Quintet」の計4シーンが披露された。
かなり激しいダンスも多いといい、May J.は「小さい頃からダンスが好きで踊っていたけれど、『America』というナンバーはバレエとジャズダンスをミックスさせた特殊な動きが多い。無理な角度が多く、初めての動きばかりでかなり戸惑った。私たちはものすごい熱量で大変なのに、見ている方には伝わらないのがもどかしい!」と苦笑いする。それでも「裏ではそんな風になっていると思いながら見ていただけたら」とアピール。
同じくアニータ役の元AKB48・宮澤佐江もかなり体を酷使しているといい、ダンスには慣れているはずにも関わらず「お稽古から初日が開く今まで、筋肉痛が毎日ずっと続いている。どこかしらがいつも痛い」と嘆くほど。だからこそ、宮澤エマは「見て欲しいところは全部ですよ。歌、芝居、踊り、これ以上のものはないんじゃないか」と言い切る。「一人ひとりが輝く瞬間があって、いくつ目があっても足りないくらい。どこを切り取ってもドラマがある。お客様にも絶対に熱量が伝わるはず」と熱弁。
そんな共演者たちとともに、ミュージカル初挑戦で初主演を務める村上は「このサイズの劇場で主役を(森崎)ウィンくんと一緒にできて光栄ですし、今までにない経験。自分に与えられたことを全うしたいなと思います」と気合いを入れる。
森崎も「稽古期間が2カ月ぐらいあったので長いのかなと思いきや、もう初日が目の前。カンパニーがひとつになっていると感じている。この気持ちのまま初日を迎えたい。この作品を、今の世代の僕らがやる意味。改めて考えることもすごく多くて……それを共演者同士でシェアしていくことも多い。でも、基本的にエンターテイメントなので。こんな完璧なものって今まで見たことがなくて、その重さも感じているが、見にくるお客様には単純に楽しんでもらいたい」と熱い思いを明かした。
■公演情報
ブロードウェイ・ミュージカル『ウエスト・サイド・ストーリー』Season2
公演期間 2020年2月1日(土)~ 2020年3月10日(火)
<出演>
トニー 村上虹郎/森崎ウィン (W キャスト)
マリア 宮澤エマ/田村芽実 (W キャスト)
アニータ May J./宮澤佐江 (W キャスト)
リフ 上口耕平/小野賢章 (W キャスト)
ベルナルド 渡辺大輔/廣瀬友祐 (W キャスト)
シュランク 山口馬木也
クラプキ 辰巳智秋
グラッドハンド 岩崎う大(かもめんたる)
ドク 田山涼成
The Jets & The Sharks(五十音順)
尾関晃輔 風間無限 鯨井未呼斗 後藤健流 佐久間雄生 佐野隼平 茶谷健太
永野亮比己 根岸澄宜 練子隼人 MAOTO 森内翔大 矢内康洋 理土
石井亜早実 植竹奈津美 門間めい 木原実優 弓野梨佳 後藤紗亜弥 小林礼佳
篠本りの 富田亜希 平井琴望 平山ひかる 藤森蓮華 前田有希
Season2 公式 HP
May J. official HP