「音楽」岩井澤健治が大橋裕之とWeb番組に登場、ロトスコープ採用の経緯明かす
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左から大橋裕之、岩井澤健治、映画評論家の森直人。
「音楽」の監督・岩井澤健治と原作者・大橋裕之がWeb番組「活弁シネマ倶楽部」に登場。映像がYouTubeで公開されている。
「音楽」は楽器に触れたこともない不良学生たちが思い付きでバンド活動を始めるさまを描いた自主制作アニメーション。坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸らが声のキャストとして参加している。上映劇場はわずか3館ながら、観客動員数1万人を突破した。
作画枚数は4万枚超、制作期間は7年間に及ぶ本作。番組にて岩井澤は「この作品が受け入れられるかどうかに、この先作品を作り続けるかどうかが懸かっていた」と語る。実写をトレースして作画する手法・ロトスコープを採用したことについては「もともと実写をやりたいっていう流れから、(『音楽』でも)実写映画化を意識してたんですけどなかなかうまくいかなくて。昔から絵を描くのが好きだったので、アニメーションが作れないかなと思い立って。ただ、アニメーションの作り方は全然わからなかったので、実写をベースに作画しました」と明かした。また、クライマックスシーンにも言及している。
「音楽」は東京・新宿武蔵野館ほかで公開中。