ぴあ映画初日満足度ランキング発表! 第1位は『淪落の人』
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『淪落の人』 NO CEILING FILM PRODUCTION LIMITED (C) 2018
「ぴあ」調査による2020年1月31日、2月1日公開のぴあ映画初日満足度ランキングは、名優アンソニー・ウォンが主演を務める感動ドラマ『淪落の人』が第1位になった。ベスト10は以下の通り。
1位『淪落の人』93.8点
2位『前田建設ファンタジー営業部』93.7点
3位『ゴブリンスレイヤー -GOBLIN'S CROWN-』89.7点
4位『バッドボーイズ フォー・ライフ』89.3点
5位『AI崩壊』88.3点
6位『嘘八百 京町ロワイヤル』87.6点
7位『男と女 人生最良の日々』86.6点
8位『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』86.4点
9位『母との約束、250通の手紙』84.8点
『淪落の人』は、事故で半身不随になり、妻とも離婚し、息子ともはなればなれになり、人生に何の希望を見いだせなくなってしまった中年男と、住み込み家政婦としてやってきたフィリピン人女性との交流を描く感動作。言葉がうまく通じないふたりが少しずつ心を通わせていく過程を、香港を代表する名優アンソニー・ウォンと、新人女優クリセル・コンサンジが見事に演じている。
本作は香港電影金像奨など多くの映画祭で高く評価された作品で、出口調査で訪れた劇場ロビーは涙を浮かべながら作品の感想を話す人であふれた。「とても抑制のきいた映画だった」と語る60代の観客は「観ながら心が温かい気持ちになった。これからの日本も外国人労働者が増えてくるだろうけど、そんな状況を楽しさを交えて描き出していた印象深い」とコメント。「香港映画が好き」だという観客は「ふたりのふれあいが作品の見どころだと思う。終始、イヤな気持ちにさせられることなく楽しめた。仕事などで悩んでいる人には、励ましや癒しを与えてくれる映画に感じるかも」と分析でした。
またタイトルの通り、本作は“淪落(おちぶれてしまう)の人”が主人公だが、家政婦のエヴリンに共感する観客も多く「自分も夢を追いかけているので、家政婦の女性に共感した。夢を追いかけることの大切さに気づかせてくれる映画でもあるので若い人にぜひ観てほしい」との声もあった。
観客層は40~60代が最も多かったが、若い観客の姿も多く、男女比はほぼ同じ。感動のあまり、泣きながら出口調査に応じてくださる方もいるなど、作品に深く感動している人の姿が目立った。また、映画祭の上映で感動し、公開初日に“リピーター”として来場した人もおり、今後も“根強い人気”を誇る作品になりそうだ。
(本ランキングは、1/31(金)、2/1(土)に公開された新作映画9本を対象に、ぴあ編集部による映画館前での出口調査によるもの)
■1月24日、25日公開作品のランキング
1位『サヨナラまでの30分』92.7点
2位『プリズン・サークル』91.8点
3位『his』91.2点
4位『ロマンスドール』90.0点
5位『彼らは生きていた』89.2点
6位『イーディ、83歳 はじめての山登り』87.9点
7位『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』87.3点
8位『風の電話』86.1点
9位『キャッツ』85.8点
10位『テリー・ギリアムのドン・キホーテ』84.4点
■1月17日、18日公開作品のランキング
1位『メイドインアビス 深き魂の黎明』92.6点
2位『ジョジョ・ラビット』92.5点
3位『mellow』92.0点
4位『花と雨』91.7点
5位『太陽の家』91.1点
6位『オルジャスの白い馬』90.8点
7位『記憶屋 あなたを忘れない』90.2点
8位『劇場版 ハイスクール・フリート』88.8点
9位『リチャード・ジュエル』88.3点
10位『ラストレター』87.9点
■1月10日、11日公開作品のランキング
1位『KING OF PRISM ALL STARS -プリズムショー☆ベストテン-』94.3点
2位『音楽』93.0点
3位『ダウントン・アビー』91.0点
4位『フォードvsフェラーリ』89.9点
5位『パラサイト 半地下の家族』89.6点
5位『フィッシャーマンズ・ソング コーンウォールから愛をこめて』89.6点
7位『カイジ ファイナルゲーム』88.7点
8位『マザーレス・ブルックリン』85.1点
9位『劇場版 巨蟲列島』83.4点
10位『明日、キミのいない世界で』83.1点
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