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岡田利規の新作舞台『未練の幽霊と怪物』に森山未來、栗原類、七尾旅人ら

ステージ

ニュース

CINRA.NET

岡田利規(チェルフィッチュ)作・演出の舞台『未練の幽霊と怪物』が、6月3日から神奈川・横浜のKAAT横浜芸術劇場 大スタジオで上演される。

同作は、ドイツの公立劇場ミュンヘン・カンマーシュピーレの委託で2017年に発表された『NO THEATER』の日本版進化形。能の上演形式に則って間狂言を挟む2つの演目を上演する。構想中の演目は、2012年に新国立競技場の設計者としてコンペで選ばれ、日本でも脚光を浴びた建築家ザハ・ハディドをシテにした『挫波』と、1985年の着工以来、1兆円超の資金が投じられながら1度も正式稼動することなく廃炉の道を辿る「もんじゅ」を巡る『敦賀』。

出演者は、森山未來、片桐はいり、栗原類、石橋静河、太田信吾、劇中で謡を務める七尾旅人(謡手)。音楽は内橋和久が担当する。

チケットの一般販売は4月4日からスタート。神奈川公演終了後、6月27日には愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール、7月1日には新潟・りゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場、7月4日には兵庫・西宮の兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホールを巡回する。

岡田利規(チェルフィッチュ)のコメント

社会とその歴史は、その犠牲者としての未練の幽霊と怪物を、ひっきりなしに生み出して来て、今だって生み出し続けています。
わたしたちはそれら幽霊や怪物のことを見ないこと忘れてしまうことを、その気になればできちゃうし、そのほうが快適な向きは確かにある。
でもそれらに、つまり直視しないこと忘却することに、抗うために、能という演劇形式が持つ構造を借りて、音楽劇を上演します。