実際に野鳥たちと空を飛び撮影 実話ベースの奇跡の旅『グランド・ジャーニー』5月公開へ
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『ベル&セバスチャン』の監督で、自身も冒険家であるニコラ・ヴァニエ監督の最新作『グランド・ジャーニー』が5月15日に公開されることが決定し、あわせてポスタービジュアルと予告編が公開された。
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本作は、エミー賞を受賞したBBCドキュメンタリーシリーズ『Earthflight(原題)』や映画『WATARIDORI』の制作にも関わった活動家クリスチャン・ムレクの実話をもとに、絶滅危惧種の渡り鳥を救うため、ノルウェーからフランスまで超軽量飛行機を使って安全な渡りのルートを飛行するという驚くべき挑戦に挑む父と子の奇跡の旅を描く。
フランス公開の際は2019年の国内映画興行収入TOP10入りを記録。本作の自然保護活動に対するメッセージに感銘を受け、日本国内でもWWFジャパン、日本自然保護協会、日本国際湿地保全連合など環境保全団体の後援が決定している。
公開されたポスターでは、ヒナたちを見つめながら「君たちの翼は、決して奪わせない」という決意を固めるトマと、成長した鳥たちとともに大空を舞う父子の姿が描かれている。
あわせて公開された予告編では、前代未聞の計画を立てる変わり者の父クリスチャンに戸惑いながらも、誕生した小さなヒナたちに触れるうちに徐々に変化してくトマの姿が。まるで本当に空を飛んでいるかのような浮遊感を観客に与える父子の壮大な空の旅は、『WATARIDORI』のスタッフの協力をもとに、実際に野鳥たちと空を飛び撮影された。国境に縛られずヨーロッパの大空を野鳥たちと舞い、人間と動物という種別さえも超えて紡がれる絆が映し出されている。(リアルサウンド編集部)