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内藤瑛亮監督、8年ぶり自主制作映画『許された子どもたち』キービジュアル

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CINRA.NET

©2020「許された子どもたち」製作委員会

映画『許された子どもたち』のキービジュアルが公開された。

映画『先生を流産させる会』『ライチ☆光クラブ』『ミスミソウ』などの内藤瑛亮監督にとって約8年ぶりの自主制作映画となる同作は、1993年の「山形マット死事件」や、2015年「川崎市中1男子生徒殺害事件」など実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品。中学1年生で不良少年グループのリーダー市川絆星は日常的にいじめていた同級生の倉持樹を殺してしまうが、少年審判で無罪に相当する「不処分」となったことを受け、樹の家族が民事訴訟で罪を問うことを決意するというあらすじだ。公開は5月9日。

キービジュアルには「あなたの子どもが人を殺したらどうしますか?」というコピーと共に主演を務めた上村侑らの姿が写し出されている。

上村侑のコメント

この映画は、いじめによって人を殺してしまった少年達がその後どのような人生を歩んでいくのかを描いた作品です。どうしていじめをしてはいけないのか。いじめといじりは違うのか。
いじめをするとどうなってしまうのか。普段目を背けてしまっているいじめの問題をとことん追求しています。凄くリアルです。全ての人に感じてもらいたい映画です。
これを見たみなさんは、もういじめの傍観者ではいられないと思います。
この映画をきっかけに、もう一度いじめについてみんなで考えてみてほしいです。

内藤瑛亮監督のコメント

「いじめの加害者」という共感したくはないキャラクターを、約1年にわたる撮影期間の中、上村くんは思い悩みながら、誠実に演じてくれました。撮影当時は中学生だった彼だからこそ体現できる特別な瞬間が多くありました。
彼の眼差しを通して、この社会を見つめることで、誰しもが抱える加害者性が浮かび上がると思っています。