SixTONES ジェシー、Travis Japan 七五三掛龍也、なにわ男子 大橋和也……ジャニーズにも“面白さ”が求められる時代に
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King & Princeの平野紫耀が、甘いマスクや高いアイドル力の他に、天然発言で注目を集めたことで現在の人気を獲得したのを筆頭に、バラエティ番組で爪痕を残す若手ジャニーズ達が話題になっている。アイドルとして輝かしい活躍を見せながら、バラエティなどでも注目を集めるその器用さは芸能界を生き抜くためには必須なのかもしれない。今回はそんな平野に次ぐ逸材を紹介し、彼らに惹かれる理由を考察する。
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1月にデビューし、絶大な人気を誇るSixTONESのメンバーとしてメディア出演が増えているジェシー。デビュー前からYouTubeにアップされる動画での個性豊かなメンバーによる掛け合いが人気であるSixTONESだが、その中でも特に発言が多く、ボケ続けているのがジェシーだ。今ではすっかりファンにもお馴染みの楽曲「Mr.ズドン」の生みの親であり、バラエティでは高クオリティのドナルドのモノマネを披露して賞賛を得たりと強い個性の持ち主だ。直近の単独では情報番組『スッキリ』(日本テレビ系)内「WEニュース」のコーナーで2月マンスリーMCにも選出されているが、番組MCの加藤浩次や近藤春菜との軽快な掛け合いを楽しむことができる。
Travis Japanの七五三掛龍也は2月18日放送の『トリニクってなんの肉!?』(テレビ朝日系)で天然回答をして話題になっている。番組で出題される常識問題に対する自身の天然回答を、独自の思考回路で解説し、出演者や視聴者の笑いを誘った。また、YouTubeのジャニーズJr.チャンネルでも、七五三掛ワールドは全開だ。七五三掛の発案企画としてメンバーのヘアスタイリングをした際には、大雑把でマイペースな性格の七五三掛の行動に、メンバーが続々と被害を被る場面も。しかし、グループ内では“姫”のような立ち位置にいる七五三掛、その後も自身の持つ穏やかな雰囲気のまま企画を見事に成功させた。そんな七五三掛だが、来週も『トリニクってなんの肉?』に出演し、さらなる活躍が期待される。
なにわ男子のリーダー、大橋和也も天然キャラとしてファンの間では親しまれている。なにわ男子は現在、関西地方で放送されている情報番組『キャスト』(ABCテレビ)内で冠コーナー「なにわの仕事を学びまSHOW」やAぇgroup!との冠番組『なにわからAぇ!風吹かせます~なにわイケメン学園×Aぇ!男塾~』(関西テレビ)などバラエティでの活躍が多いが、どの番組でも天然ぶりを発揮し、いじられ役としてのポジションが定着している。また、単独では『まんぷくダービー』(TBS系)で大食いに挑戦した他に、『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)内のコーナー「3色ショッピング」に出演した。その際に披露した“側宙”のイントネーションが“ピカチュウ”と同じだ、と早速いじられる場面も。大橋のわんぱくさが印象に残る出演となった。
視聴者が彼らのような天真爛漫なキャラクターに惹かれる理由は、言動が可愛らしい、面白いといった要素ももちろんあるだろう。同時に、そのようなキャラクターが“アイドル”として今求められている姿に近いようにも感じる。バラエティでの茶目っ気のある姿と、コンサートなどでのクールな姿、そのギャップについ惹かれてしまうのだ。若手ジャニーズのパフォーマンス力は全体的に底上げされているが、加えて面白い発言ができるかという頭の回転の早さや切り返しの上手さ、そしてそれぞれのキャラクターで注目度がさらに上がるのだろう。お茶の間を広く惹きつける魅力をどのように発揮するのかはそのメンバー次第。限られたチャンスの中で持ち前の個性を発揮し、ブレイクのきっかけを掴むのは彼らかもしれない。(momotoxic)