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飯窪春菜はモーニング娘。’18の精神的支柱だったーー持ち前のタレント力とまとめ役としてのスキル

音楽

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リアルサウンド

 モーニング娘。’18の飯窪春菜が8月17日、全国ツアー『モーニング娘。’18コンサートツアー秋〜GET SET, GO!〜』をもってグループから卒業することを発表した。

 2011年から10期生メンバーとしてモーニング娘。の活動をスタートした飯窪。2013年からサブリーダーを担当し、まとめ役としてグループを支え続けてきた。卒業後の進路は未定だが、ソロとして芸能活動を続けていくことを発表している。

 飯窪の卒業について、『アイドル楽曲ディスクガイド』の編者であり、ハロー!プロジェクトの動向に詳しいピロスエ氏は次のように語る。

「飯窪さんは加入当初からトークスキルが高く、2013年から明石家さんま出演のアシスタントとしてラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』にレギュラー出演しています。同番組のアシスタントは入れ替わりも激しいのですが、として飯窪さんは5年の間ずっとレギュラーとして活躍しており、明石家さんまの指導もあってかトークスキルもどんどん磨かれています。それにグループ内外でコミュニケーション能力を発揮する、ハロプロには珍しいタイプのメンバーですね。他のアイドルグループと比べても、ハロプロ所属のメンバーは積極的に外と交流を取るタイプではありません。ハロプロ所属メンバーはハロプロ内だけで交友関係が完結してしまう傾向が見られますが、それに比べて彼女は、『ジョジョの奇妙な冒険』の大ファンという理由で中川翔子さんと交流したり、『踊る!さんま御殿!!』での共演をきっかけに元・乃木坂46の生駒里奈さんと親交を深めるなど、グループ外での交友関係も広く築いています。そういった面を考えると、タレントとしては有望かもしれません」

 また、グループにとって飯窪は「精神的支柱のひとりだった」と続ける。

「モーニング娘。の最年長メンバーということもあり、彼女はグループをまとめる役割も担っていました。先ほど挙げたコミュニケーション能力の高さはグループ内でも発揮されており、後輩からの信頼も厚かったと言えるんじゃないでしょうか。例えば、11期1人加入で同期メンバーがおらず、グループ内でも孤立しがちだった小田さくらさんが、飯窪さんに話を聞いてもらったから「抑え込まない方がいい。格好いいけど、やり過ぎるのは良くないよ」という言葉をかけてもらったおかげで気持ちが楽になったという印象的なエピソードもありました。歌やダンスでグループを引っ張るタイプではありませんが、モーニング娘。を長く支えてきたまとめ役がいなくなることは、少なからずグループに影響を与えるでしょう」

 ソロではタレント活動のほか、芝居の道に進む意思をも見せている飯窪。同氏は「多彩な面がソロ活動の強みになるのではないか」と解説する。

「彼女は漫画やアニメといったカルチャーに詳しい一面があり、2.5次元の舞台や漫画原作の映像作品などとの相性は良いでしょう。そのほか、ファッションアプリ『WEAR』に投稿していたり、インタビューでは将来モーニング娘。の衣装をデザインしてみたいと語るなど、ファッション面での活躍も期待できます。持ち前のトーク力やコミュニケーション能力を活かした活動はもちろんですが、衣装のデザインなどで卒業後に再びモーニング娘。とのコラボが実現したら面白いですよね」

 最後に、これから始まる秋ツアーやラストライブへの期待を聞いた。

「最新アルバム『⑮ Thank you, too』に収録されている、飯窪さん、小田さん、牧野真莉愛さんとのユニット曲「Style of my love」では、飯窪さんがセンターポジションを担当。以前、つんく♂氏が同曲にあてたセルフライナーノーツで飯窪さんの成長について言及した際、彼女が泣くほど喜んだというエピソードもあるくらい思い入れの深い楽曲でもあります。おそらく、これから始まるツアーや彼女のラストライブのセットリストに入る可能性も高いため、そこでのパフォーマンスが名場面のひとつになるのではないでしょうか」

 先日行われた記者会見では、「あと残り約4カ月は全力でモーニング娘。’18に捧げて全うしていきたいと思います」とコメントした飯窪。ソロとしての動向も気になるところだが、まずはモーニング娘。’18の一員として有終の美を飾ってもらいたい。

(構成=泉夏音)