いよいよ始まる「J・S・バッハ連続演奏会」。
チェンバリストの曽根麻矢子が愛蔵の名器によって、大バッハの主要作品を演奏するプロジェクト。今春から年2回ずつ、5年間にわたっての開催だ。
使用楽器は、デヴィッド・レイ製作の18世紀フレンチモデル。外観も音色も格別の美しさを誇るチェンバロを使って、都内有数の音響を誇るHakujuホールで聴く曽根のバッハは、間違いなく贅沢な空間になるはず。
3月4日のプログラムはゴルトベルク変奏曲。シリーズ第1回にこの大曲を選んだところに曽根の意気込みと覚悟が感じられるではないか。再び向き合い始めるバッハから彼女がどんなメッセージを託してくれるのだろう?
これは聴き逃せない。