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名画座女子の極私的旧作邦画セレクト

のむみち

名画座かんぺ発行人

名画座かんぺ10周年ご褒美企画 のむみちpresents 没後50年 飯田蝶子 “婆優”一代

手前味噌で失礼いたします! 約ふた月弱前のある晩。職場の古書往来座に新文芸坐スタッフの方がご来店、年明けに飯田蝶子で特集を考えてるのですが、と仰る。驚いて(筆者は飯田蝶子の大ファン)、それはぜひ、と大喜びすると、良かったら番組考えてもらえませんか、と仰るじゃありませんか! 二つ返事でお引き受けし、よくよく調べてみたらなんと没後50年のメモリアルイヤー! また、筆者が作っている月刊フリーペーパー「名画座かんぺ」の10周年の創刊記念日が会期中の1/14! こうなったら全部盛り込んじゃえ、というので形になったのが本企画です☆ たくさんある中で選択に苦しみながら、以下5セット10作品をセレクトいたしました。 まず1セット目は、名脇役の名高い飯田蝶子の数少ない主演作2本。小津安二郎監督による『一人息子』は、『長屋紳士録』と並ぶ飯田蝶子の代表作。『家内安全』は、東宝が蝶子の還暦を祝ってプレゼントしたとされる作品です。 2セット目は、河村黎吉との息の合ったやり取りが楽しい『をぢさん』と『むすめ』。両作品とも1943年の作品で、自分の中ではセットになっている作品だったため、今回この組み合わせでしかも国立映画アーカイブの美麗プリントで上映できることは非常な喜びであります。 3セット目は、飯田蝶子の晩年の当たり役・りきばあちゃんが堪能できる『若大将シリーズ』より『南太平洋の若大将』と『エレキの若大将』。同シリーズにおける飯田蝶子は、どれも最高で1作品に絞ることができず、若大将二本立てと相成りました。 4セット目は、曲者な蝶子が楽しめる二本立て。『どっこい生きてる』では、からかわれた腹いせにニコヨン仲間の芋に釘を刺して焼いて食わす、そしてスタコラ逃げる。『喜劇競馬必勝法 一発勝負』では、絶倫三代の中の祖母役で、なんと『青姦情事』を激白……!(笑) 5セット目は、大木実好きの筆者が調子に乗って紛れ込ませることに成功した、数少ない大木実と飯田蝶子の共演(蝶子は実の母役)作『海人舟より 禁男の砂』とこれまた筆者が贔屓にしている大好きな河村黎吉の代表作である『伊豆の娘たち』。後者ではなんと蝶子がご懐妊! 以上、10作品全て監督が異なる、結構バラエティ豊かなセレクションになったのではないかと自負しております☆ シリアスな演技からコミカルな演技、むくれ蝶子から踊る蝶子まで、さまざまな蝶子の魅力を是非本特集で再確認していただければプレゼンターとしてこんなに嬉しいことはございません!

22/1/14(金)

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