東洋館の4月下席(21〜29日)は、“色物”と呼ばれる寄席芸人が所属する東京演芸協会の公演だ。連日、漫談、コント、奇術、紙切り、幇間芸などバラエティーに富んだ芸を寄席形式で楽しめる。最近は「浅草ライブ2022」(23日)、「若手大作戦」(26日)などの企画公演もあり、中でも27日の「ボードビル特集」は必見の好番組だ。びり&ブッチィーのクラウン(ピエロ)芸、みまの「オペラ座の道化師」、王子菜摘子の「一人ミュージカル」など、落語中心の寄席定席では滅多に見られないボードビル芸を堪能できる。出演者は知る人ぞ知る実力者ばかり。演芸のメッカ・浅草で観るというのがまた楽しい。