マルタ・アルゲリッチ/ギドン・クレーメル

「やっと実現、アルゲリッチとクレーメルの協演」 新型コロナ禍のため中断していた海外大物演奏家の来日公演も、幸いなことに復活の兆しが見えて来た。6月早々に行われるマルタ・アルゲリッチ（ピアノ）とギドン・クレーメル（ヴァイオリン）の協演コンサートも、まさに待ちに待った「大イヴェント」と言えよう。 　 2人は、ヴァインベルクの「ソナタ第5番」の他、ディルヴァナウスカイテ（チェロ）を加えてショスタコーヴィチの「三重奏曲第2番」を演奏する。また、2人が各々ソロで弾く曲目も1曲ずつあるはずだ。久しぶりに聴く世界トップレベルの巨匠同士の演奏、きっとこれまでにない新鮮な気持で聴けるのではないか。 なおこれとは別に、アルゲリッチは3日（金）に辻彩奈および酒井茜とともに「マルタ・アルゲリッチ＆フレンズ」という演奏会をトリフォニーホールで、またクレーメルは10日（金）に高関健指揮の仙台フィルと演奏会をオペラシティで行う予定。