評論家や専門家等、エンタメの目利き&ツウが
いまみるべき1本を毎日お届け!
ブロードウェイ通のミュージカル文筆家
町田 麻子
フリーライター
ミュージカル『BE MORE CHILL(ビー・モア・チル)』
22/7/25(月)~22/8/29(月)
新国立劇場 中劇場、キャナルシティ劇場、COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
『ヘイデスタウン』『トッツィー』『プロム』などなど、大豊作だった2018-19シーズンのブロードウェイミュージカルのなかでも、筆者の中に大きなインパクトを残した作品。日本人からするとちょっと?となる描写も物語にはあるものの、振付や装置などが非常に新しく、パッケージとして面白かった。同じ演出で日本版が観られるのは嬉しい限り。 それにしても、『ミュージカル・ガラ・コンサート』のマイケル・アーデンに、『ダディ・ロング・レッグズ』のジョン・ケアードに、本作のスティーヴン・ブラケット(トニー賞に輝いたばかりの『ストレンジ・ループ』の演出家でもある)に。この夏の日本には、本場で活躍する演出家が3人も滞在しているというのだから、世界も狭くなったものだ。
22/7/15(金)