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現代作曲家の立場で分かりやすく紹介

三枝 成彰

現代作曲家

ザ・プロデューサー・シリーズ クラングフォルム・ウィーンがひらく/サントリーホール サマーフェスティバル2022

サントリーホールが毎年夏に開催する「サマーフェスティバル」は、現代音楽の祭典として、毎年様々な意欲的かつ先鋭的な企画を提供しています。毎回企画の中核となるのは、“ザ・プロデューサー・シリーズ”。1人もしくは1組のアーティストがプロデューサーとなり、現代音楽を多角的に切り取ったいくつもの企画を立てます。 今年のプロデューサーは、クラングフォルム・ウィーン。1985年に創設された演奏家集団で、今までに手がけた現代音楽の初演は2,000に及び、ヨーロッパを中心に活動してこられました。 8月22日(月)、サントリーホール・大ホールで行われるのは「大アンサンブル・プログラム」。“時代の開拓者たち”というサブタイトルに記されたとおり、巨匠から若手まで、それぞれのやりかたで現代音楽に取り組んできた作曲家たちの作品が並びます。 演奏曲目を世代順に並べると、武満徹「トゥリー・ライン」、ゲオルク・フリードリヒ・ハース「ああ、たとえ私が叫ぼうとも、誰が聞いてくれよう…」、ヨハネス・マリア・シュタウト「革命よ、聴くんだ(ほら、仲間だろ)」、ミレラ・イヴィチェヴィチ「サブソニカリー・ユアーズ」、「輪策赤紅、車輪(ラートラートロートレッド レーダー)。 彼らの曲を通して聴いて見えてくるものは何なのか、見極めたいと思います。 指揮はエミリオ・ポマルコさん、演奏はクラングフォルム・ウィーンほか。

22/8/14(日)

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