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大人目線のクラシック通
樋口 裕一
作家
読売日本交響楽団 第621回定期演奏会
22/9/20(火)
サントリーホール 大ホール
読売日本交響楽団の常任指揮者として、名演奏をたびたび聴かせてくれるセバスティアン・ヴァイグレ。今回は、現代作曲家ダニエル・シュニーダーの「聖ヨハネの黙示録」が日本初演(さて、どんな曲でしょう!)された後に、得意とするブラームスの「ドイツ・レクイエム」が演奏されます。 「ドイツ・レクイエム」は、恩師シューマンと実母の死に喚起されて作曲された、ブラームスが30代のころの名曲です。激しい悲しみと強い信仰、生と死への思いがドラマティックに歌われます。 歌手陣は韓国の誇るソプラノ歌手ファン・スミと、近年、圧倒的な歌唱を聴かせてくれているバリトン歌手、大西宇宙。新国立劇場合唱団とともに、圧倒的な世界が展開されそうです。
22/9/11(日)