『リング』(98)、『スマホを落としただけなのに』(18)、『事故物件 恐い間取り』(20)などのヒット作で常に新しい“恐怖”を生み出してきたJホラーの第一人者・中田秀夫監督。そんな中田監督が、相葉雅紀を主演に迎えた本作でも、実際の怪奇現象をベースに、観る者の想像の斜め上を行く未知なる恐怖を創造!
田舎町で次々に起こる、住民の不審死や子供たちの失踪事件は何を意味するのか? 農業を営む主人公・田中(相葉)とその息子が森で見たおぞましい“それ”はいった何なのか? その謎を中田監督ならではの恐怖演出でスリリングに明らかにしながら、夜の小学校に“それ”が襲撃してくるクライマックスへと一気に雪崩れ込む最恐エンタテインメント!!
注目すべきは、上原剣心(ジャニーズJr.)演じる田中の息子が多くのことから逃げてきた父親にハッパをかける描写や、松本穂香が扮した担任教師の極限状況下での変化が恐怖をリアルなものにしていることだろう。それにしても、中田監督がまさかこの手で来るとは!? その自由で柔軟な発想こそ実はいちばん恐ろしかったりして。