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クラシック業界ご意見番

東条 碩夫

音楽評論家

ミハイル・プレトニョフ(p)

「ミハイル・プレトニョフがラフマニノフのピアノ協奏曲全曲を演奏」   ピアニスト・指揮者の二刀流で活躍する個性派の名ピアニスト、ミハイル・プレトニョフが、ラフマニノフのピアノ協奏曲の全曲を2回に分けて演奏するという豪華な公演。 初日は「第1番」と有名な「第2番」だが、2日目は「第3番」と「第4番」を弾いたあとに「パガニーニの主題による狂詩曲」を加えるという、なんとも豪華なプログラムになっている。協演は、高関健が指揮する東京フィルハーモニー交響楽団。 プレトニョフは、もともとはチャイコフスキー国際コンクールでも優勝した名ピアニストとして有名だった。それが1990年、自らロシア・ナショナル管弦楽団を創設したのを機に、指揮者としての名声を世界に轟かせはじめたのである。特に最近は、指揮者としての活動の方が多い。だが彼は当時、ファンから「指揮でも何でもやってもいいけど、ピアノだけは絶対やめないでもらいたい」と熱望されていたという。 その彼の本領が、今回久しぶりに日本のファンに披露される。しかもラフマニノフで、だ。筆者も以前、彼の弾く「3番」を聴いたことがあるが、あれは本当に凄かった。

23/9/5(火)

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