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浦島茂世
美術ライター
大巻伸嗣 Interface of Being 真空のゆらぎ
23/11/1(水)~23/12/25(月)
国立新美術館
見る人の心を一瞬でつかみ、その世界へ引き込んでしまうダイナミックなインスタレーションを手掛けるアーティスト、大巻伸嗣。国立新美術館で開催される彼の個展もまた強烈。天井高8m、2000m²という巨大な空間に配置されたインスタレーションは、強い光を内側から発し、壁一面に幻想的な影を映し出している。この空間に滞在できただけでも大満足なのに、通常では見せることがない作家のドローイングも多数展示されているのがたまらない。作家がなにをどのように考え、作品に繋がっていったのかを掴み取れる貴重な展覧会。入場無料なのもうれしい。
23/11/17(金)