最近の中国のSF小説は極めてレベルが高くなったと評判です。それを元にした映画も高水準。壮大な作品に仕上がっています。
現在の太陽は、いずれ寿命が尽きます。太陽のようなタイプの恒星は、最後の時を迎えると、急激に膨張。地球をも飲み込んでしまうことがわかっています。ただし、それは、遥かに遠い未来のこと。しかし、それが直近の未来になったら、どうするか。その設定で制作された作品です。
地球が生き延びるためには、太陽系から脱出しなければならない。その危機に瀕した世界は「地球連合政府」を組織し、1万基に上るロケットエンジンを設置。地球を太陽系の軌道から脱する計画を立てます。「移山計画」です。
しかし、そのためには月の引力が邪魔になる。そこで、まずは月を軌道から脱出させようとするのですが、計画に反対する組織があって失敗。では、どうすればいいのか。
これまでもアメリカ映画では地球に衝突する軌道にある小惑星を破壊しようとする話はありますが、こちらは地球そのものを動かしてしまおうというのですから、スケールが違います。現代の中国映画のCGのレベルは瞠目ものです。
