これを作ったのは、同じくサメ映画の名作『海底47m』を手掛けたプロデューサー、脚本家なので、サメ映画の面白さを分かった上でシチュエーションを限定的にした、というアイデア作品でもあります。
飛行機とサメ。サメ映画が海に限定したものじゃなくなった今、飛行機を舞台にどうサメを登場させるか、といったらこのシチュエーションがピッタリ。空気があるから沈むスピードは遅いとはいえ、徐々に沈みつつあるエアロック部分という密室で、生き延びようとする生存者たちの心理状況が克明に描かれているんですよ。
ぶっちゃけそれだけでも十分怖いのに、サメまで登場。最高ですよね。生存者7人それぞれが抱えている事情も、ドラマの展開にはしっくりハマっているので、サバイバルドラマとしてのリアルも追求されています。いやー、面白かった!