秋の公演ラッシュの中でも特に注目したいのが、ショパン国際ピアノコンクールの最新の覇者ブルース・リウと、今や日本を代表するヴァイオリニストに成長した庄司紗矢香の2人をソリストに迎えた「フランクフルト放送交響楽団」公演だ。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」と、ブラームスのヴァイオリン協奏曲というそれぞれの協奏曲は、まさにピアノとヴァイオリンにおける最高傑作。両方体験できれば良いのだが、選ぶとなるとこれは妙に悩ましい。オーケストラのみの演奏はといえば、マーラーの交響曲第5番とムソルグスキーの「展覧会の絵」なのだからこれまたさらに悩ましい。これはまさに名曲名演のオンパレード。
いやはや幸せな季節の到来だ。
※10月15日、21日 サントリーホール(15日:ブルース・リウ、21日:庄司紗矢香)
10月16日(水)ザ・シンフォニーホール(ブルース・リウ)
10月18日(金)愛知県芸術劇場(ブルース・リウ)
10月19日(土)所沢市民文化センター(ブルース・リウ)
10月20日(日)横浜みなとみらいホール(庄司紗矢香)