ベートーヴェン ピアノ協奏曲全曲演奏会

ベートーヴェンの5つのピアノ協奏曲が、5人の異なるソリスト、それもどういうことでこの顔ぶれになったのかなと驚く、年代も所属事務所もバラエティに富んだメンバーで演奏される、豪華なコンサートです。共演は現田茂夫さん指揮、東京フィルハーモニー交響楽団。 ソリストは、第1番が上原彩子さん、第2番が三浦謙司さん、第3番が吉見友貴さんと、すでにここまででも音楽性が全く異なる顔ぶれ。そこに第4番は、ソン・ミンスさんという意外性のある人選。ヴァン・クライバーンコンクール最年少優勝のイム・ユンチャンさんを育てた師である、知る人ぞ知る韓国の名手は、これが初めての来日公演だそう。そして「皇帝」を演奏するのは、日本を代表するパワフルな人、横山幸雄さん。輝かしい音楽で大トリを飾ってくれるでしょう！ ベートーヴェンへのアプローチの多様性、オーケストラとのコミュニケーションの取り方の違いなど、一夜でいろいろな音楽性と音色を楽しめる演奏会となりそうです。